幸せの国は子育てママもやっぱり幸せ!デンマークの育児現場を紹介します。_1写真: ライターがデンマーク滞在中に撮影

はじめまして!今回北欧ヒュゲリニュースで、ライターとして記事を書かせていただくことになったMahoと申します。

私はデンマークに1年間留学し、「幸せの国」に見事に魅了されてしまいました。
そのため記事はデンマークに関することが中心になってしまいますが・・・
住んでみないと分からない、でも知っていれば北欧がもっと身近に感じられ、また旅行などで訪れた際に、更に楽しむことができるような内容を紹介できればと思います。

今回は、「マザーズグループ」という、思わず私もデンマークで出産したくなってしまった面白い制度を紹介します。北欧といえば、”福祉が充実している”という印象を持たれている方が多いと思いますが、今回紹介する「マザーズグループ」は、その中でも子育て支援の一環として存在する制度です。

マザーズグループとは?

幸せの国は子育てママもやっぱり幸せ!デンマークの育児現場を紹介します。_2
デンマークで子供を産むのは「無料」です。しかも、検診や産後の予防接種なども無料です。そういった金銭面の補助だけでなく、産後の子育てをより充実したものにするために存在するのが「マザーズグループ」です。

お母さんたちは出産後、すぐにこの「マザーズグループ」に参加することができます。(自由が何よりも尊重されるデンマークでは、もちろん強制参加というわけではなく、あくまでも希望参加という形です。)

「マザーズグループ」とは、簡単に言えば、赤ちゃんを出産した日が近くて、住んでいるところも近いお母さんたちを、4~6人くらいのグループに振り分け、みんなで一緒にランチを食べたりする近所のお母さんたちの集まりです。
このグループで定期的に集まり、赤ちゃんの発育に関して不安なことがあれば相談し合ったり、何気ない世間話をして楽しい時間を過ごせば、ストレスが溜まりがちなお母さんたちは、“自分だけが大変なわけじゃない”と感じることができます。

幸せの国は子育てママもやっぱり幸せ!デンマークの育児現場を紹介します。_3

でもこれだけでは、日本のお母さんたちが公園で集まったりしているのと変わらないと思いますよね。この「マザーズグループ」が日本のお母さんたちの集まりと違う大事なポイントが3つあります。

ポイント1:メンバーがランダムに振り分けられている

まず1つめは、グループのメンバーがランダムに振り分けられているということです。国土も狭く人口も少ない国の為、偶然知り合いがいた!ということはあるかもしれませんが、ほとんどは全員が初対面であるそうです。

ポイント2:赤ちゃんの出産日が、数日違いである

2つめに、赤ちゃんの出産日が、数日違いであるということ。このため、お母さんたちは自分の赤ちゃんと周りの赤ちゃんの発育などを随時比較することができます。

ポイント3:定期的に看護師が参加してくれる

3つめに、赤ちゃんの発育に関しての不安や子育ての疑問などを解消するため、定期的に担当の看護師さんがこの「マザーズグループ」に参加してくれます。そこでお母さんたちはどんな小さな不安であれ、話を聞いてもらい解消することができるのです。

幸せの国は子育てママもやっぱり幸せ!デンマークの育児現場を紹介します。_4
グループで集まる頻度は決まっておらず、自分たちで話し合って決めます。そして決して強制ではないので、グループの人たちと合わなかったり、忙しい時は参加しなくても良いのです。この自由な点も何ともデンマークらしい、と感じました。多いグループは週1回、少なくとも月に1回。外食文化はあまりない為、お家に招き招かれ、ただ一緒にランチを食べたり、またグループごとに何かイベントを企画してみたり。

幸せの国は子育てママもやっぱり幸せ!デンマークの育児現場を紹介します。_5
そこで親しくなったお母さん同士は子供が大きくなってからも仲が良かったりと、一時的ではない繋がりができるのも素敵なことだと感じました。

マザーズグループを管理しているのは各地域の自治体ですが、22歳以下のお母さんたちだけのグループをつくるなど、全てのお母さんがこのマザーズグループを有効に活用できるように、あくまでもお母さん達の目線で子育ての支援がされるように工夫もされています。

日本では子供の虐待に関するニュースや、育児ノイローゼといった言葉をよく耳にしますが、そういった問題はデンマークでは聞いたことがありません。金銭的にだけではなく、精神的にもお母さん達をサポートできる制度、素晴らしいと思います。

デンマークで子育て・・・してみたいですね!!!

ということで、今回は「マザーズグループ」についての紹介でした。

参照元: Mødregruppe