ヒュゲリなコラム

「ようこそ我がジャガイモ畑へ!」スウェーデンのポテチブランドの新しい試みとは?

スウェーデンの主食といえばやっぱり「ジャガイモ」!日本人がお米を毎日食べるように、スウェーデン人もジャガイモを本当によく食べます。そして、日本では新米が喜ばれるように、スウェーデン人も毎年新ジャガをとても楽しみにしているんです。

もくじ

写真: Lola Akinmade Åkerström/imagebank.sweden.se

ジャガイモのスナックといえば、ポテチでしょ!

そんなジャガイモを使った代表的なスナックといえばポテトチップスですが、今日はOLWというスウェーデンのポテチブランドの新しいキャンペーンをご紹介したいと思います。

「もしかしたらジャガイモが、より身近に感じられるようになるかもしれない?」

そんな思いも込められた、OLWによるちょっぴり心温まる試みになっています。キャンペーンの中核となっているのが、Potatislandet(=ポテト畑/ポテトの国)という名のこのサイト。

一見静止画に見えるこの畑ですが、実は生放送されているんです。映像の右横には、現地の天気・気温・風向きが表示されており、緑の文字で書かれている部分をクリックすると、別アングルから畑を観察できるような仕組みになっています。

「私たちのジャガイモには誇りを持っている」

「私たちが育てるジャガイモには、とても自信があります。けれども、今までみなさんには出来上がったポテトチップスしかお見せしていませんでした。そこでせっかくですので、ジャガイモが実際に育てられている状況を、でご覧いただきましょう!」

そんな背景のもと、6月25日から7月9日の期間限定でスウェーデン南部にあるジャガイモ畑にカメラが設置され、生放送が行われることになったというわけです。

実は、あえてこの期間を選んだ理由がちゃんとあるんだそうです。ジャガイモというのは4月に植え付けをし、8月に収穫します。その中でも特に6月と7月に一気に成長するため、観察を最も楽しめるであろうこの時期に、生放送することにしたとのこと。ちなみにOLWはスウェーデン南部のスコーネ地方に45の畑を持っており、毎年35,000トンのジャガイモをチップス用に収穫しているそうですよ!とんでもない数ですね…!!

その中で、今回ライブカメラを特別に設置されることになったFlodala(フローダラ)畑を経営されているのが、こちらの癒し系Per(パール)さん。なんだか生産者の顔を見ると、妙にホッとしますよね

写真:フローダラ畑のパールさん

収穫したてのジャガイモで作ったポテチをプレゼント!

このキャンペーンサイト、当然のことながら、ジャガイモ畑の生放送だけでは終わりません。なんと、パールさんのこの畑で採れたジャガイモを使った最もフレッシュなOLWポテチをゲットできるチャンスがあるんだそうです!

週替わりのお題に回答した上で、なぜあなたがフレッシュポテチをゲットするにふさわしいかを50語以内で主張するだけ!毎週10名の当選者が発表されるそうです。

こういう話を聞いてしまうと、ポテチを買う時期について考えてしまいますね。もしかすると7月よりも8月に買うポテチのほうが、ジャガイモはフレッシュなのかもしれない!?

ということで、みなさんも今度スーパーに行った時は、「この時期にポテチを買うべきなのかどうか!?」ということをぜひ検討してみてください!(笑)

参考:
Live-sänd potatisodling i kampanj för chips – Resumé 6/28/2013
Potatislandet – OLWキャンペーンサイト