奈良町は古民家を上手く活用したカフェやショップがたくさんあり、それらは京都とはまた違った雰囲気で、強く自己主張するわけではなく、「ひっそりとそこにある」という存在感がとても印象的な地です。

そこで今回私がご紹介するのが、奈良で見つけたステキ北欧カフェ「パトリ」です。

階段を上ると北欧テイストのディスプレイがあり、扉を開け一歩中に入ると白を基調とした明るい店内が広がります。座席数は15席ほど。窓も大きく、外からの光が十分に入ってきます。

お店の名前の由来を店長の増田さんに伺いました。

12年会社勤めし、そこからカフェを開く決意をされた増田さん。単身イタリアに料理を学びに行かれたそうで、そこでお世話になったマンマの名前がパトリッツィアさん。 あれ、イタリア??? そう、初めは北欧ではなく、イタリアだったようです。そしてそこから増田さんと北欧との物語が始まったようです。

留学先のイタリアの国にはあまり馴染めなかったようで(精神的に参ってしまうくらい…)、その後立ち寄ったフィンランド・ヘルシンキで、町の美しさ、人の親切さ、道路のキレイさ、人がまっすぐ歩いている!!それだけで「北欧万歳」と思える程、ヘルシンキではすり減った心が癒され、見るもの全てに感動されたそうです。

そしてさらにスウェーデン・ストックホルムでのミートボールとの出会い。その頃はまだ日本にIKEAはなく、日本人にはお肉(ミートボール)にジャム(リンゴンベリージャム)を添えて食べる食べ方が浸透しておらず、衝撃を受けられたそうです。 お肉とポテトと甘いジャムの絶妙なハーモニー。お店の看板メニューにこの北欧スウェーデンの伝統料理にしようと決められ、即そのお店のスタッフに作り方を教えてもらったそうです。

北欧のコーヒー文化、白木のインテリア、町並みを見てみたいという軽い気持ちで立ち寄った北欧で、お店の大きなヒントをもらい、帰国後には「かもめ食堂」が放映され、北欧ブームの到来。開店に向けて、全てが良いタイミングで起こったようです。その為のイタリア修行だったのでしょうか;)

 

雑貨販売のコーナーには、奈良だけに限らず現在10名以上のアーティストの作品があり、パトリにしかない手作り雑貨が購入できます。

オープンして6年が経ち、今は北欧だけではなく、奈良らしさ、パトリらしさもバランス良く取り入れたお店作りを意識されているようです。

10月にはある作家さんがフィンランドの蚤の市から仕入れて来る雑貨販売があるようですよ。

この日はとても日差しの強い熱い日だったのでハニージンジャーエールと白のパルフェを頂きました。ハニージンジャーエールはおろし生姜とはちみつだけで作られていて、夏にピッタリ。そして白のパフェは中にカットフルーツがごろっと入っていて、さっぱりとしたヨーグルトの上にはコケモモのジャムもかかっていて美味しかったです。

次回は増田さんオススメのランチメニュー スウェーデン風ミートボール、そしてスイーツには定番のシナモンロールを食べてみたいですね。

町の大きさが徒歩で歩き回れるちょうど良い広さで、緑も多く、高い建物もなく、何かにそっと守られた雰囲気のある奈良町。大好きになりました。みなさんにもその 良さを感じてもらいたいです。そして、是非パトリに足を運んでみてくださいね。

[Information]
パトリ cafe/market
住所:奈良市椿井町41 2F
電話:0742-26-8145
営業時間:10:00~18:00(水曜定休)
公式サイト:http://patri-cafe.com/index.html