「島崎信+織田憲嗣が選ぶハンス・ウェグナー の椅子展」が東京のスパイラルで10 月14日(月・祝)まで開催中です!
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この展覧会は、現在でも愛され続ける名作を数多く生んだ北欧デザインの巨匠、ハンス・ウェグナーのものづくりを紐解く大規模な展覧会となっています。

 

ハンス・ウェグナーとは?

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ハンス・ウェグナー(19142007)

1914年南ユトランド半島トゥナー生まれのデンマークを代表する家具デザイナー。14歳の時に家具職人の下で修業を始め、17 歳で指物師のマイスターの資格を取得。1936 年より美術工芸学校でデザインを学び、卒業後はアルネ・ヤコブセンの事務所に勤務し、オーフス市庁舎の家具デザインの設計に携わりました。その後独立し、コペンハーゲン美術工芸学校で教鞭を執りながら、デンマーク協同組合連合会家具部門のために家具デザインを行いました。生涯で500脚以上の椅子をデザインしたと言われ、2014 年には生誕100周年を迎えます。

引用:『ハンス・ウェグナーの椅子100』

代表作「チャイニーズ・チェア」

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中国の明時代の椅子にルーツがあることで有名な作品です。伝統的ですでに価値を認められたデザインの良い点を見直し、現代生活にマッチするよう、機能的かつシンプルにデザインされています。

代表作「ザ・チェア」

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ウェグナー作品の中で最高傑作のひとつに挙げられ、プロポーションの美しさ、掛け心地のよさなどあらゆる点において完成度の最も高い作品です。

代表作Yチェア」

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全世界で50万脚以上が売られた、ウェグナーの作品中最大のベストセラーです。数多いウェグナーの作品の中で最も日本人に人気があります。この「Yチェア」は「ザ・チェア」などとともに、「チャイニーズ・チェア」のデザインの延長線上に、誕生しました。

 

島崎信さんと織田憲嗣さんってどんな人?

この展覧会は島崎信さんと織田憲嗣さんが監修されました。島崎信さんはウェグナーの研究家であり、北欧デザインの専門家、織田憲嗣さんは椅子の研究家として知られています。

Shimazaki Makoto

島崎信さんは東京藝術大学卒業後、1956年に東横百貨店(現東急百貨店)家具装飾課入社し、1958 年JETRO海外デザイン研究員として日本人として初めてデンマーク王立芸術大学に所属しました。帰国後は、国内外でインテリアやプロダクトのデザイン、東急ハンズ、アイデック等の企画立ち上げに関わる傍ら、武蔵野美術大学工芸工業デザイン科で教鞭を執り、北欧デザインを日本に紹介するため、書籍の出版、講演、セミナー、展覧会の企画等、精力的に活動されています。

実はこの北欧ヒュゲリニュースでも何度か紹介させていただきました。
【北欧本紹介】これを読まずして『ノルウェーのデザイン』は語れない!
話題の「NORWEGIAN ICONS」に潜入!展覧会開催前に起こった奇跡とは!?

Oda Noritsugu

織田憲嗣さんは大阪芸術大学卒業後、高島屋宣伝部を経てフリーのイラストレーターになりました。その頃から名作椅子の収集を始め、現在椅子研究家として世界的に知られています。現在は東海大学芸術工学部教授です。著書に「日本の家」(福音館書店)、「ハンス・ウェグナーの椅子 100」(平凡社)、「名作椅子大全」(新潮社)等があります。

 

「見る」だけでなく「使う」「買う」展覧会

今回はそんな北欧デザインについて知り尽くしたお二人が選んだ、ウェグナーの60脚以上の椅子を中心に、「使う」「見る」「買う」という3つの側面から、展覧会を楽しむことができます。

現在も生産が続けられている定番品に加え、今日では生産されていない椅子、試作のみで生産されなかった椅子などの歴史的価値が高い作品が登場するほか、木材パーツやミニチュア、自邸の模型などの貴重な資料も展示されているそう。

一部の椅子には実際に椅子に座ることや、購入することも可能だとか!

ウェグナーのデザインのルーツや、変化する技術・社会的な状況に対する柔軟な姿勢、また、「暮らす」ことそのものへと注がれた丁寧なまなざしを感じながら、椅子を間近で見て、触れ、実際に座ってその変遷を追うことのできる貴重な展覧会。ぜひ、この機会をお見逃しなく!

 

[Information]
◎「島崎信+織田憲嗣が選ぶハンス・ウェグナー の椅子」
期間:2013年9月27日(金)~10月14日(月・祝)
会場:スパイラルガーデン(スパイラル 1F)
開館時間:11:00~20:00  会期中無休
住所:東京都港区南青山 5-6-23

※お問い合わせ先:スパイラル (tel:03-3498-1171)