お菓子を床に落としちゃった!けどすぐ拾って食べれば大丈夫、3秒ルールだから!―――みなさんもしたことありませんか?「3秒ルール」は、食べものを床に落としても、床と接している時間が3秒以内なら食べても体に支障はないというものです。5秒だったり10秒だったり、やや違いはあるとはいえ、他の国でも見られるこのルール。なんとスウェーデンにもあるようなんです。

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<画像:SVT>

日本とは違い「3秒以上床に接した食品は口に入れるべきでない」と、どちらかと言えば食べるのを止めるニュアンスの感じられるスウェーデン的3秒ルール。これに対して、細菌の専門家で、カロリンスカ研究所(ノーベル賞の生理学医学部門の選考委員会が置かれているところです!)の臨床微生物学研究室室長のアンデス・スーネルボリ (Anders Sönnerborg)はこう話しています。
「具体的に何秒という明確な決まりはありません。見た目やにおいに問題がなければ食べても平気です」
彼によると「食べ物は数秒床についたくらいでは汚染されないし、床にいる細菌は無害で食べ物についたとしても特に影響はないんです」 とのこと。

スウェーデン語で Lite skit rensar magen.(胃をきれいにするホコリもある)というような言い回しもあるようです。スーネルボリ教授も、過剰な掃除は必要ないどころか、逆にアレルギーのリスクを高める可能性があるとしています。
日本でも、昔と違って菌の少ない環境で育った子ども が増えてアレルギーを起こしやすくなっていることは指摘されていますよね。なんでもかんでも汚いと除菌・殺菌してしまうのではなく、多少の耐性はつけておくべきなのかもしれません。

もちろん、どんな場所に落ちても食べて大丈夫というわけではないようです。
スーネルボリによると病院の床やトイレなど、細菌のほかに様々なウイルスがいると思われるところは控えたほうが良いそうです。また帰宅後やトイレから出た後、せっけんで手を洗うことも勧めています。

どこの国でも、状況次第でちょっとくらいなら大丈夫、でも最後は自己責任・・・ということのようですね。
3秒ルールの科学的根拠を検証する実験もいくつかなされているので、気になる方は調べてみてもおもしろいかもしれません。

参考:Glöm tresekundersregeln – ät allt | SVT.se
   5秒ルール | Wikipedia