ヒュゲリなインタビュー

オスロでワーホリ。仕事探しのコツは、人とのつながり!

2013年に日本とノルウェーのワーキングホリデー(以下、ワーホリ)協定が結ばれましたが、まだまだ情報が少なく、今一歩踏み込めない人もいるのではないでしょうか。
今回、オスロにワーホリ中の2人の女性、ナナさんとリエさんに質疑応答の形でインタビューを行ないました。
ちなみに、ナナさんは日本とオーストラリアでコーヒー関係の仕事を、リエさんは学生時代にバリスタ、その後、和菓子屋で勤務していました。

もくじ

コーヒーの街 オスロ

oslo barrista
(写真:Ayae Maki Fredheim)

 

1.ノルウェー渡航を決めたきっかけはありますか?

ナナさん(以下、N):ノルウェー、特にオスロはコーヒーが有名な街です。 オーストラリア、日本でコーヒーに関わる仕事をしていた私は、さらに違う国のコーヒーカルチャーを知りたくなり、『コーヒーの街』オスロへの渡航を決意しました。

リエさん(以下、R): オスロで盛んなコーヒー文化を、実際に現地で生活することによって体験したかったから。それと、以前に旅行で来た時に直感で「あ、ここなら住める」と思ったからです。

2.渡航準備は大変でしたか?

N:ワーホリビザ申請に必要な書類を集めるのは大変でした。

R:働きながらノルウェー語教室に通ったり、ビザ申請の準備を進めていたのでバタバタしましたが、特に大きな苦労はしなかったと思います。

3.ノルウェーに来てから何か苦労したことはありますか?

N:物価が高すぎるので、常にお財布とにらめっこをしながらの生活でした。お給料を頂いている今も、にらめっこは続いています。

R:ノルウェー語、英語ともに、全くといっていいほど話せなかったので、相手との意思疎通には本当に苦労しました(今でも)。あと行政手続きがのんびりしているので、時々モヤモヤします(笑)

 

4.良かったことはありますか?

N:オスロにいるからこそ、出会える人たちと出会えたことです。

R:おいしいコーヒーを身近に楽しめること、ここに来ていなかったら会うことはなかったであろう人たちと出会えたことです。

oslo coffee lesso

5.仕事を探すのは大変でしたか?

N:難しかったです。働きたいと思ったお店には何度も出向き、自分をアピールする事を心がけました。

R:とっっっても大変でした。何事も運とタイミングですが、目当てのお店には後悔のないようにアタックすること、人との繋がりを広げておくことがポイントだと思います。

6.オスロの印象は?

N:大きくもなく、小さくもない、私にとってはちょうどいい街です。

R:自然との距離が近く、街も人も穏やかで暮らしやすいです。小さな都市ですが、たくさん魅力の詰まっている場所だと思います。

レストランデーに挑戦

11月18日、オスロではレストランデーが行なわれます。もともとフィンランドのヘルシンキで始まったレストランデー。この日は、誰もがどこでもポップアップのレストランを開くことができます。イベントの趣旨は、ただ楽しみ、新しい食体験をしようというシンプルなものです。2人はどら焼きとコーヒーのテイクアウト販売をします。

oslo dorayaki

7.挑戦しようと思ったきっかけはありますか?

N:友達と集まっているときにレストランデーについての話題になり、『おもしろそう・・・何かやりたい』と思い、その場にいたリエちゃんと一緒に挑戦することになりました。

R:日本にいる頃から「いつか和菓子とコーヒーのお店を出したい」と思っていました。ちょうどバリスタのナナさん含め友人たちと集まったときに、レストランデーの話になったので、じゃあやろう!と(笑)

8.お店のコンセプトはありますか?

N:特に深いものはないです。ただただ、楽しみたい。自分が好きなコーヒーと、リエちゃんが手掛ける和菓子で、ただただ楽しむことです。

R:特にコンセプトは決まっていませんが、ノルウェーではコーヒーといえばパンなので、あんことの相性もいいね!と思ってくれる人が増える機会になれば嬉しいです。

oslo restaurant day logo

レストランデー用のロゴは、将来2人がつけたい店名をかけあわせたデザインで作ったり、オスロで出会った人々に今回の挑戦を支えてもらっているようです。和菓子とコーヒーという新たな組み合わせを、オスロの人々の新たなお気に入りになるようヒュゲリニュースも応援します!

お店の詳細は、 FacebookInstagramでチェックしてみてください。

ワーホリが終わった後は?

9.ワーホリ終了後、目標はありますか?

N:オスロで得た経験、ご縁を全て持ち帰り、最終的な目標であるカフェ経営に繋げることです。

R:日本に帰ったら、和菓子とコーヒーを一緒に提供できる場が欲しいなと考えています。でもその前に、東欧、特にリトアニアに少しだけ住めたらなと目論見中です。

10. 最後に、北欧ファンに一言お願いします。

N:北欧は素晴らしい。イケメン&べっぴんさんがいっぱいいます。美味しいコーヒーもいっぱい飲めます。太陽の光の大切さに気づくことができます。是非、長期滞在をお考えください。全力でオススメします。人生変わります。ありがとうございました。

R:ぜひ機会があれば、浅煎りのコーヒーと和菓子を一緒に楽しんでみてください。きっと面白い発見があると思います。

ちなみに、リエさんのインスタグラムsumiya i norgeでは、自作の和菓子がアップされています。気になる方は、フォローしてみてください

参考:Restaurant Day in Oslo