ノルウェーでは2017年、スヌース利用者数が、喫煙たばこ利用者(以下、喫煙者)数を初めて超えたと話題になっています。

そもそもスヌースって?

スヌースはスウェーデンの伝統的なたばこ製品です。たばこ葉を包んだポーションと呼ばれる袋を口に含み、唇の裏に挟んで使用します。
火を使わず煙も灰もでないため、無煙たばこと呼ばれています。ノルウェーでは屋内禁煙が徹底されており、外へ出なくてもニコチンを摂取できるという点からも重宝されているのではないでしょうか。

日本では、JT社が販売しており、使用方法がホームページ上で紹介されています。

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<写真: Swedish Match>

若者はスヌース、中高年は喫煙たばこ

ノルウェーで日常的に喫煙する人は、この10年間で減っています。しかしたばこ全体の利用者数は増えており、中でもスヌース利用者が顕著に伸びています。2017年の政府調査では、喫煙者数は人口の11%で、スヌース利用者は12%でした。

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<写真: Statistisk sentralbyrå>(緑が喫煙者数、紫がスヌース利用者数を表しています)

喫煙者に関して、中高年層(45~74歳)の15%は喫煙者で、若年層(16~24歳)では非喫煙者が大半です。
一方で、スヌースに関しては、若年層男性(25~34歳)の32%が使用しています。

ノルウェー政府のたばこへの取り組み

ノルウェーでは2018年から、たばこ税が商品によって1.5~1.9%上がります。さらに同政府は、たばこ製造業者が、全商品を2017年7月1日から1年以内に購買意欲を掻き立てることのない新パッケージへ変更するよう決定しました。

ホイエ保健大臣は、「若い世代におけるスヌース利用者数の増加は、スヌースのパッケージが斬新なデザインやカラーを使うようになったからだ」と述べています。
そのため、スヌースを含め、パッケージの標準化の導入は重要であり、パッケージデザインが若者に与える広告は減るだろうと主張しています。
パッケージ変更に対して、スヌースメーカー大手のSwedish Match社は差止め訴訟をしており、徹底抗戦していくようです。

日本では見慣れないスヌースですが、スウェーデンでもノルウェーでもかなり一般的に使用されています。
汚い話ですが、街中には使用済みのスヌースがよく落ちています。雪が積もっている場合は落ちている箇所が黄色く変色しているので、特に分かりやすいです。
皆さんは滞在中に踏まないように注意してくださいね。誰かの口に入ってたものを踏むという、何とも気持ち悪い感覚に襲われますので。

 

参考:For første gang er det flere snusere enn røykere i Norge|Aftenposten

ゼロスタイル・スヌース(ZERO STYLE SNUS)が大幅にリニューアル!|JT社