フィンランド映画『オンネリとアンネリのおうち』が、今年6月から日本で公開されます。
小さな女の子オンネリとアンネリが、それぞれの家から出てふたり暮らしをし、近所の騒動と関わっていくお話。
本国フィンランドでは、3週連続1位に輝く大ヒットを記録しました。

日本での映画公開に先駆けて鑑賞する機会をいただいたので、今回はその魅力をご紹介していきましょう!

映画のあらすじ

オンネリアンネリ2
(左:アンネリ 右:オンネリ)

オンネリとアンネリは大親友です。ある日ふたりは手紙と大金の入った封筒を拾い、そのお金を警察に届けました。手紙には「正直者にあげます」と書かれていたため、突然お金が手に入ったふたりは大きくて素敵な家を一軒買うことに。
ふたりの家族は、愛情がないわけじゃないけど、忙しくて自分たちがいなくても気づかない。

少し変わったご近所さんたちと接しながら、自分たちだけの生活が始まりました。しかし、突然お隣さんの家の大切なものが盗まれてしまい……。

フィンランドで長く愛され続ける、マリヤッタ・クレンニエミの児童文学が原作です。

映画の魅力の一つは、とにかく可愛いこと

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オンネリとアンネリが住むのは、水色の素敵なおうちです。フィンランドのインテリアが置かれた素敵な内観で、用意されたお菓子や洋服、アクセサリーもちょうど女の子2人分。
小さい頃に誰もが憧れた、まさに「自分たちだけのための家」なのです。髪型を整え、色違いのワンピースを着て歩くふたりの姿はとってもキュート。

オンネリアンネリ4
可愛くてメルヘンな場面の多いこの映画ですが、実はもうひとつ重大なテーマがあります。

登場人物に垣間見える闇

オンネリとアンネリの関係はいたって良好ですが、ふたりを取り巻く人間関係は少し複雑。
オンネリは9人兄弟のまん中で、アンネリは離婚した両親のあいだを行ったり来たり、という絶妙に現実味のある設定です。
親たちは忙しく、それぞれの子供たちのために十分な時間を持つことができていません。だから自分の子供がいつのまにか違う場所に住んでいても、気が付かないのです。

さらに、最愛の夫を失って傷心の女性や、スロット中毒でいつも「お金をおくれ」と言ってくる祖母を持つ青年も登場します。
そのような状況にある人たちが、人に対してどのような接し方をするのか。そして、どのような行動を起こすのか。そんなところにも注目です。

「すべてのことには理由がある」は、映画のなかで繰り返し出てくるフレーズです。良いことも、悪いことも。
一つ一つの詳しい状況について、劇中ではあまり説明されないため、想像力を持って楽しみましょう。

予告編も公開されているので、興味のある方はぜひ見てみてくださいね。

映画『オンネリとアンネリのおうち』6月から日本各地の劇場で公開です。お楽しみに!

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参考・画像提供:『オンネリとアンネリのおうち』公式サイト