北欧諸国といえば環境先進国というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
スウェーデンではこの7月1日からたくさんの新法が施行されたのですが、そんな環境先進国のイメージを裏切らないちょっと強めの制度がスタートしたのでご紹介します。

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「ボーナス・マルス制度」

7月1日以降に新車購入する際に適用されるこの制度。CO2排出量の少ない車を購入する場合は報奨金(=ボーナス)が受けられますが、逆にガソリン車やディーゼル車等を購入すると3年間自動車税の税率引き上げのペナルティ(=マルス)が課せられる制度です。しかもその税額は今までのおよそ3~4倍になるそう。

報奨金は最高で60,000スウェーデンクローナ(約74万円)、逆に引き上げられた税金は数千クローナ(約2~3万円)にも・・・。
こんな条件だったら、新車購入の際に環境に優しい車にしようという人が増えるかもしれませんね。

問題点はないの?

環境保護の観点からみれば良い制度に感じますが、課題も指摘されています。

この制度、軽トラック等の商用軽自動車を購入する際にも適用されるのですが、例えば今軽トラックに乗っている人が新しい軽トラックに乗り換えたくても、ボーナスを受けられる車種があまりないそうなのです。良い選択肢がなく、税率が上がる車種に乗り換えるしかないなら、古い車に乗り続けようという人が多くでてきそうですよね。たとえペナルティ対象のガソリン車でも、旧型に比べれば新型車のほうが安全面・環境面でも進化しているので、この制度が原因で古い車に乗り続ける人が増えてしまうのはよくないと懸念されているようです。

報奨金だけじゃなくペナルティがある制度。問題点はあるものの、スウェーデンの環境保護への意思の強さを感じます。施行されたばかりの制度なので、今後どういう結果につながっていくのか、日本も参考にできるかもしれませんね。

参考
Nu införs bonus och malus för nya bilar|Sveriges Radio.se

”Bonus-malus” ska premiera miljövänliga bilar|svt.se