ヒュゲリなインタビュー

【北欧の音楽ピクニック2012特集〜その3〜】北欧音楽の創造者たち・シャナヒー

こんにちは、北欧ヒュゲリニュース編集長のたいつです。今回は「北欧の音楽ピクニック2012」の応援企画第3弾!ピクニックでは、木漏れ日 北欧の森ステージで演奏をされるシャナヒーさんのライブ&インタビューに行ってまいりました!

シャナヒー_ライブ中写真1(ライブ中の一枚/Photo by たいつ)

今回お邪魔させてもらったライブは、万博公園近くのとあるイベント会場。小さなお子様から僕くらいの世代、さらにはもっと上の世代まで老若男女問わず、シャナヒーさんの奏でる心地よいメロディーに、時に踊り、時にしっとりと、聴き入っていました。

シャナヒー_ライブ中写真2(ライブ中の一枚/Photo by たいつ)

ライブ終了後、早速インタビューをさせていただきました。

-今日は素敵なライブおつかれさまでした!まずは、シャナヒーさんのこれまでの活動について簡単に教えてもらえますか?
シャナヒー:1998年に結成してから、当初はケルト音楽を中心に演奏してきました。現在もケルトを演奏していますが、次第にノルウェーやスウェーデンなどの北欧の伝承音楽に魅せられて、今に至るという感じです。

-なるほど。ケルトというと、アイルランドの音楽を連想します※1が、どういった音楽なんですか?
シャナヒー:そうですね、一言で表現するとすれば「楽しい音楽」ですよ。基本的にはダンス音楽なので。今もそうですが、シャナヒーを結成し始めた当時はかなり流行っていたジャンルだったと思います。

シャナヒー2nd アルバム『Time Blue』(ライブ終了後、即購入したシャナヒーさんのセカンドアルバム『Time Blue』)

-ケルト音楽から北欧の伝承音楽を演奏し始めたきっかけって何だったんですか?今なお演奏し続ける魅力というか。
シャナヒー:(メンバー全員で悩みながら)うーん、実はまだはっきりお伝えすることが出来ません…(笑)。 曲の持つ芸術性だったり、リズムであったりと色々あるのですが、その答えを見つけるためにずっと演奏を続けているのかも。

-プレイヤーならではのかなり深い名言ですね。これはメモメモ(笑)。
シャナヒー:とても鋭い質問でした(笑)

-そういえば今日の演奏では、いきなりアフリカのパーカッションを取り入れた曲から始まりましたが、北欧の伝承音楽って、そういう(アフリカの楽器を使う)のも割と一般的なんですか?
シャナヒー:いえ、そういう訳ではないですよ。割と色々試す方で。先日私たちの演奏を聴きにきてくれた方から、「シャナヒーは伝承音楽を演奏するバンドではなく、伝承音楽にインスピレーションを得て自分たちの世界を表現するバンド」というお言葉を頂いたのですが、それがすごくしっくりきています。

-既成の枠にとらわれず、新しい音楽を創造しているってことですね。
シャナヒー:そう言っていただけると光栄です。

-では最後に9月の北欧音楽ピクニックに来られる方へメッセージをお願いします!
シャナヒー:私たちの演奏は朝からですが、出演者とお客さん全員で楽しむ最後のロングダンスまで、ピクニック全体が一つのストーリーになっていると思うので、ぜひ丸一日楽しんでいただきたいですね。

※1:ケルト音楽の定義は諸説あるようで、詳しく知りたい方はWikipediaでご確認ください。

シャナヒー_インタビューを終えて

◆インタビューを終えて:編集長所感
インタビュー中も聞きましたが、アフリカのパーカッションを取り入れた曲から始まったシャナヒーさんライブに、北欧の伝承音楽の演奏バンドのはずなのに「なぜ?」といきなり度肝を抜かれた私でした(笑)。その後のインタビューで、シャナヒーさんの音楽性の幅広さを知ったと同時に、とても音楽を楽しみ、愛しているんだなぁと実感。今回のピクニックでは、野外ならではの演出にも大変こだわっているそうなので、要チェックです!

シャナヒーさんのウェブサイト:http://shanachie.jp/