ヒュゲリなインタビュー

北欧雑貨専門店HUSにスウェーデンアーティスト初参加!現地での突撃レポをお届けします!

こんにちは、アヤです。先日遅〜い夏休みで初冬の北欧に行ってきました!

スウェーデン(ストックホルム)では、北欧雑貨専門店HUS(フース)の新しいアーティストであるアナさんにお会いする事ができ、作品はもちろんのこと、アナさんについて色々とお話を伺ってきましたので、早速皆さんにご紹介したいと思います!

 

もくじ

見ているだけで楽しくなるような、木や森林、動物といった自然をモチーフにデザインするのが好きです

Q. アナさんはどんな作品を手がけていますか?

A. 私はフリーのグラフィックデザイナーで、主にスウェーデン国内そしてイギリスで商品を販売しています。本の表紙や挿絵、子ども・大人向け雑誌のイラスト、学校で使用される教材のカバーデザイン、ロゴ作成などこれまでに色々とデザインしてきました。最近は家庭内で使う物や文具にも力をいれています。

特に2年前からは木や森林、動物といった自然をモチーフにしたものを積極的にデザインに取り入れています。見ていて楽しくなるようなデザインが好きで、色によって与える印象が全く違ってくるので色使いは慎重に行っています。

 

新しい事に挑戦するのに年齢は関係ない。回り道はしたけれど、本当にしたい事に気づき今があります

Q. グラフィックデザイナーになられるまでの経緯を教えてください。

A. 小さい頃から絵を描くのが大好きでアートに興味があり、ストックホルム大学在学中は美術史を専攻しました。大学卒業後はプロの写真家を目指すために専門学校に通い、その後近代アートの美術館に勤めました。ただ徐々に写真を撮ったりアートに触れるだけではなく、自分の手で絵を描いたり、自分のイマジネーションをもとに何か創りたいという気持ちが大きくなってゆき、デザインスクール(日本の夜間学校のようなもの)に4年間通いました。

最初は仕事をしながら通っていましたが、最終的には仕事を辞めて、デザインを集中して学びました。そして今から約8年前、本の表紙デザインの仕事が入り、それがグラフィックデザイナーとしての初めての仕事でした

初めは写真家になりたかったので本格的にデザインの世界に入ったのは遅かったです。ただ自分が本当にやりたいことが分かり、それを今こうやって仕事として出来ているので、とてもHappyです。

アヤコメント:北欧では日本と大きく違い、年齢という枠に捕われる事なく人生を歩む傾向にあります。日本の一般にいう“普通”という概念を取り払い、また周りの人と比較する事なく自身の価値観で焦らず進んでいく。そんな強さと自由がスウェーデン人には感じられますね。

 

幼い頃の母との思い出が今の仕事につながっています

Q. デザインに興味をもたれたきっかけは?

A. 先ほどもお話しましたが、小さい頃からお絵描きが大好きでした。ある時、ジャーナリストだった母が「絵本」について、家で仕事をしていたんです。その仕事をしている母を見ているのが好きで、よく近寄っては記事に合うイラストを選んだり、次第にイラスト自体に興味を持ち始めました。その時の光景や感覚は今でも鮮明に覚えていて、きっとその体験が今の自分の根底にあるのだと思います。そして今、自分が子ども向けのグラフィックデザインの仕事に携われている。面白いですね。

アヤコメント:小さな頃の何気ない体験が、大人になってからつながってくるってこと、ありますよね。とても興味深いです。5歳と8歳の二児のお母さんであるアナさん。きっとアナさんのお子さんもたくさんの影響を受けているのでしょうね!

 

ムーミンのような「マジック・ワールド」を創りたい!

Q. 今後どんなデザインをしていきたいですか?

A. フィンランドのムーミンのように架空の世界だけど独自の世界感があって、子どもだけじゃなく大人にも夢を与えられるような「マジック・ワールド」を私のデザインやイラストで創っていきたいと思っています。子どもたちも学校に通い出し、少し自分の時間が持てるようになってきたので、これからの作品づくりがとても楽しみです。

アヤコメント:次回アナさんにお会いする時は、日本の子どもならみんな大好きなアンパンマンを紹介したいなとお話を伺って思いました。

 

アナさんのアトリエをご紹介!

そしてこちらがアナさんのアトリエです。個人アトリエではなく、複数名のアーティストが共同で利用しているアトリエだそうです。スタッフ用キッチンもオシャレです!

 

 

作り手の想いを届けてくれる、それがHUSの良いところ

Q. HUSに参加された理由は?

A. 作品だけではなく、それをつくり出したアーティストについても紹介してもらえることが、参加を決めた一番大きな理由です。一つの作品が出来上がるまでの背景にはいろんなストーリーがあるので、そういったところも拾ってもらえるのはアーティストとして嬉しいです。そして日本という私にとって新しい方面で作品を知ってもらえるのはとても光栄です。

Q. 最後に日本のみなさんにメッセージをお願いします。

A. 日本のみなさんに私の作品が紹介される事をとても楽しみにしています。作品を気に入ってもらえて、日本の新しいお家に私の作品たちがどのように迎えられていくか、想像するだけでもワクワクします。一人でも多くの方に気に入ってもらえる事をここスウェーデンから願っています。

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いかがでしたでしょうか?インタビュー中ずっと優しい瞳で穏やかにお話いただき、アナさんの落ち着いたその雰囲気が印象的でした。

普段からよく使う身の回りの物を、大好きな物で揃えて使うだけで気分が上がりますよね。文具好きとしてもキラリと光るデザイン性のあるノートを持っているだけで価値ありかと思います!

「アナさんのどんなアイテムがHUSで買えるのかな?」と気になったあなた!アナさんは12月からHUSに参加しますので、いち早く販売開始の情報を知りたい方は、ぜひHUSのメルマガにこちらから登録してくださいね!

次回は遅〜い夏休みで初めて訪れた初冬の北欧旅ネタを皆さんにお届け予定ですのでお楽しみに!

 

[Information]
◎HUS – フース|北欧アーティストの家
「まだ知られていない北欧のありのままの姿を伝えたい」
北欧デザインを通じて北欧の文化を日本に紹介。作品を生み出しているアーティストの思いや、その作品が生み出されている北欧文化を伝えます。
ウェブサイト:http://hus-hokuo.com/