暑いですね!喉が渇きますね!ビール・・・飲みたいですね!!!
暑いとビールが飲みたくなる、これはなぜでしょう。
僕はビールを普段から好んで飲む訳ではないのですが、夏の暑い日と仕事がひと段落した日だけはどうしてもビールが飲みたくなります。
でもこれ、日本人だからなのでしょうか?他の国、例えば北欧では・・・?
ということで、北欧の中でもビールの印象が強いデンマークと、そうでもないスウェーデンの現地在住ライターに、メールでインタビューをしました。
今回はスウェーデンのビール事情について、現地在住のyukiさんに伺ったお話をお楽しみください。
もくじ
スウェーデンでのビールの飲まれ方について
-まずはじめに、yukiさんはビールを飲まれますか?また、周りのスウェーデンの方々はいかがですか?
私はまったく飲みません。
周りにスウェーデン人って少ないので一概にはいえませんが、男性はビールが大好きな印象です。
やはり男性ばっかりの集まりだとワインよりビールのほうが手軽みたいです。
缶から直接飲めてグラスもいらないですし。
そして若い子(18歳~。スウェーデンは18歳から飲酒可能ですが、購入していいのは20歳からだそうです)はビールをよく飲んでいるみたいです。
ワインとかはかっこつけすぎなんでしょうかね(笑)
-飲まれるのであれば、どんな時に飲まれるものでしょうか?例えば日本では「とりあえず生」と言われるように、居酒屋で最初の1杯はビールになることが多いです。あるいは暑いときにも飲みます。スウェーデンではどうでしょうか?
夏のバーベキューや男性だけのパーティ、会社の仲間と仕事帰りに一杯というシーンではやはりビールな雰囲気です。
ランチや会社帰りに一杯、だとlättöl(レット・エール)というアルコール度3.5未満のビールを飲んでいる人をよく見かけます。
この時期だとテラス席でランチを食べながらlättölがスウェーデン人の鉄板みたいな…。
lättölやシードルはスーパーでも販売されていますがアルコール度3.5以上の酒だとSystembolaget(システムボラーゲット)という国営の酒屋だけで販売されています。
-一般的にビールは、どんな場所で飲まれますでしょうか?居酒屋のようなものはあるのでしょうか。あるいは家で飲むのでしょうか?
ファストフード店以外はどこでもビールがあります。カフェにも置いてありますし。
なのでほんとにどこでも飲んでいますね。
公園や道を歩きながらの飲酒は一部の地域を除き違法なので、お店で飲んでいる人が多いです。
あとはパブもけっこうあるのでビール目的の人はそういうところで飲むんだと思います。
スウェーデンでよく飲まれているビールについて教えてください!
-スウェーデンにはどんな銘柄がありますか?また、人気ですか?
スウェーデンでもデンマークのカールスベリ(Carlsberg)が人気です。
あとはÅbro(オーブロー)とかFalcon(ファルコーン)とかはどこのお店でも見かけますね。
-それらの銘柄は、いくらぐらいするのでしょうか?
ラインによってちがうのでなんとも言えませんが・・・。
日本のビールでも高いのから安いのまであるのと同じですね。
Systembolagetのページによると、Åbro社のものであれば、Åbro original 500ml(缶)が10.7 SEK、 Falcon export 500ml(缶)が12.8 SEKだそうです。
-おつまみにはどんなものを一緒に食べますか?
おつまみ、という概念はないような気がします。
食事の後、お酒ならお酒をひたすら飲んでいます。食べるならクラッカーとかしょっぱいものですかね~。
ビールにまつわるエピソード
-ビールにまつわる面白いエピソードがあれば教えてください!
アルコール中毒者の増加が社会問題となり、アルコール度数が一定以上のお酒はすべて国営酒場で売られるようになりました。
ただ、個人が購入する酒量の制限はされていないのであまり意味はありませんが・・・。
土曜日は15時まで、日曜は閉まっているので単に週末パーティが不便になっただけのような気がします。
アルコール中毒の人はどのみち、曜日に関わらず飲んでますしね。
そして街を徘徊するアルコール中毒の人が持っているのは、なぜか必ずビールです。まとめ買いしているのかも・・・。
また、ストックホルムにはいくつか安いクルーズ旅行があるのですが、それはどこかに行くのが目的ではなくて船の上では免税になるのでその時にパーティ用のお酒とかタバコをまとめ買いするのが目的です。
なので、安いクルーズは目的地もどうでもいいとこが多くて、かつキャリーを持ってきてビールやシードルを箱買いしているお客さんが多いです。
スウェーデンのビール事情がよーくわかりましたね!
男性の集まりやパーティでビールがよく飲まれる、というのは日本と同じですが、ランチで度数の低いビールを飲むとか、公園や道路での歩きながらの飲酒が違法だとか、そういうところは日本と違いますね。
ただ、他の国でもランチにビールを飲んでいる人を見たことはありますし、外でお酒を飲み歩いてはいけない国も他にもあるので、必ずしもスウェーデンの特徴という訳でもないかもしれません。むしろ日本の特徴かも?
ただ、お酒やタバコを買う為のクルーズがあるというのは他の国ではどうでしょうか?
僕は聞いたことがないですが、気になるところ。でもビール1本10.7 SEKとしたら、日本円で160円くらいですから(2013年7月時点)、そんなに高い気もしないですけれどね。
というよりむしろ、日本より安いですよね。
ということで、スウェーデンのビール事情がよくわかりました。
次回はデンマーク在住ライターのレアケさんに伺った、デンマークのビール事情についてお届けします!