海外で買い物をしたとき、出国前に免税手続きはされていますか?
フィンランドでは白夜を体験できますし、この夏に旅行された方も大勢いらっしゃることでしょう。その際たくさん買い物をされた方もいると思います。
私の友人もフィンランドへ行くことになって「たくさん買い物する!」と意気込んでいました。しかし、そこである不安が口から漏れていました。
―――ガイドブックを見たら「帰国する前に免税手続きをしましょう」と書いてあったけど、これ難しい手続きなの?
どうやら「フライトのチェックインをするだけでも緊張して億劫なのに、まだやることがあるのか」ということらしいです。
そこで今回はフィンランド出国時の免税手続きについてまとめてみます。
免税手続きはフィンランドに限らず、他の国でも行いますので、これから外国へ行かれる方(とくに初めて海外へ行かれる方)のお役に立てれば幸いです。
もくじ
免税手続きって?
免税手続きとは、海外で買い物した際に支払った税金が戻ってくる手続きのことです。
支払った金額にはその国に定められた付加価値税が加算されており、外国人である私たちは納めなくてもいい税金が入っているのです。
そこで、払いすぎた分を返してもらうために免税手続きを行う必要があります。
手続きは簡単ですが、その前にやっておかなければならないことについてまとめます。
- 買い物の際は「TAX FREE認定店」であるかチェック!
- フィンランドでは、TAX FREEを掲げたお店(1店舗内)で「40ユーロ以上」の買い物をした場合、レジで免税のための書類発行が可能!
- 書類発行の際は「パスポートを提示する」のでお忘れなく!
- 買い物後、購入物は袋から出してはいけません!
(画像 | pablomile.com)
すべてのお店でTAX FREE(免税)ができるわけではありません。認定店には「TAX FREE」と書かれたマークがお店の入り口やレジなどにありますので、チェックしてみましょう。
もし表示が見当たらなくても、アウトレットやモールでは会計時に店員さんから「旅行者ですか?TAX FREEにする?」と聞かれることが多いので安心。
しかし聞かれないお店もありますので、40ユーロ以上の買い物をした際は店員さんに聞いてみましょう。
ちなみにお土産をスーパーで購入する方が大勢いらっしゃいますが、スーパーは免税認定店ではありませんのでご注意を!
※それでも筆者はスーパーで購入することが多いです。お土産にするお菓子やコーヒー、紅茶の種類が多いし、フィンランドを代表するブランドのナフキンなどのグッズが大量に置いてあるので(笑)
そして免税手続きのための書類発行には名前、住所、署名の記入、パスポートの提示が必要となります。
名前と住所はローマ字、署名は漢字(パスポートに書かれた署名と同じ)で書きましょう。他必要事項は店員さんが書いてくれます。
一番気を付けてほしいのは、購入後は商品を袋から取り出さないこと!
店員さんは開封しないよう言ってくれますし、購入した物が入った袋に「免税品であるため開封しないように」と印字されたシールが貼られるので開封することはないとは思いますが、もし開封してしまった場合、帰国時に免税手続きができないことがあるので気を付けてください。
帰国時はお土産などで何かと荷物が多くパッキングに悩みますが、そこはグッとこらえてうまくパッキングするか、もしくは店員さんにあらかじめ小分けにして袋に入れてもらうよう頼んでみましょう。
いよいよ手続きです
空港での手続きの流れや注意点はこんな感じです。
- 早めの行動を心がける
- 手続きはTax Refundのカウンターで
- 手続きに必要となるのは、購入した際にもらったレシートもしくは手続き書類、購入した商品、パスポート、帰国便の情報、クレジットカード(クレジットカードで還付を受ける人のみ)
到着ロビー横にある免税手続きカウンター。フィンランドに到着後、ロビーに出たらすぐ横にあるので把握しておくといいですよ。
到着ロビー横にある免税手続きカウンター。
フィンランドに到着後、ロビーに出たらすぐ横にあるので把握しておくといいですよ。
(画像 | GO! GO! FINLAND)
セルフで手続きができる機械
(画像 | tripnote)
時間帯によっては手続きするカウンターが混みますので、早めの行動を心がけましょう。
実際、「あんなに混んでいるなんて思わなかった。危うく便に乗り遅れるところだった」という声をよく聞きますのでご注意ください!
手続きはグローバルブルーの「Tax Refund」のカウンターで行います(グローバルブルー以外の免税会社の書類を持っている場合、他のカウンターへ行くよう言われますが、場所を丁寧に教えてくれるので安心してください)。
セキュリティーチェック前に手続きをしたい方(手続き対象のものを預け荷物に入れたい方)は1階到着ロビーの横にあるカウンターで、セキュリティーチェック後に手続きをしたい方は出発ゲート内出国審査手前にあるカウンターで手続きをします。
ちなみに到着ロビーにはセルフで手続きができる機械も設置してあります。この機械には日本語表記があるみたいですが、うまく手続きができたという声をあまり聞きません(笑)
慣れてない方は有人カウンターの使用をおすすめします。
手続きには上記に書かれたものを提出・提示するだけです。クレジットカードでの還付を受ける場合、手続き手数料が無料になりますが、手続き時にそのクレジットカードの提示が必要となりますのでお忘れなく。
また、購入した商品を見せるように言われる時と言われないときがあります。
その基準は分かりませんが、言われたときのためにすぐ取り出せるようにしておく方がよいでしょう。
筆者は「今回は言われないだろう」と思ったときには言われ、「言われるかも」と思ったときは言われなかったです。本当に基準が分かりません(笑)
手続きは早いときで3分程で終わってしまいます。本人確認、対象購入物の確認、還付方法の確認だけで手続きは完了です。
最後に
海外旅行に行く人、特に初めて行く人にとって、免税手続きは「手続きが難しそう」「めんどくさそう」「英語喋れないし自分にできるか不安」と感じることかもしれません。
この記事で少しでもそういった方の不安な気持ちを取り除けていればと思います。
(いやほんと、筆者はフィンランド旅行経験ありますし簡単な英語もできますが、初めて全部自分でやらなければいけなかったとき心臓バクバクでしたもん。これが英語もあまりできない、海外旅行も初めての方なら心臓バックンバックンですよね・・・)
フィンランドは夏が過ぎれば次はオーロラ、クリスマスシーズンに入ります。
この記事が、これからフィンランドへ行かれる方(特に初めて行かれる方)のお役に立てれば幸いです。
参考サイト:
GO! GO! FINLAND | フィンランドで買い物!免税店で手続き、空港での払い戻し方法
All About | ヘルシンキ・ヴァンター空港を知り尽くそう
tripnote | お買物天国フィンランド!「免税払戻」でお得に買物する手続き方法