みなさん、スウェーデンの子守唄ってどんな感じか、ご興味ありますか?
昨年、スウェーデンのIKEA(イケア)は子守唄をテーマにしたベッドのキャンペーンを展開しました。
このキャンペーンを担当したのは、IKEAとの付き合いがとても長い、Forsman&Bodenforsという広告エージェンシー。
彼らは今、スウェーデンで最も注目されているエージェンシーの一つです。そんなF&Bが手掛けた子守唄キャンペーンは、カンヌ国際クリエイティビティ祭を初めとする様々な広告祭で賞を受賞し、大変話題を呼びました。
IKEAは以前から「睡眠」をテーマにしたキャンペーンを世界中で展開しており、日本でも過去に「ちょい寝カー」や「店内お泊り会」などが実施されていますよね。
そこで、スウェーデンIKEAがF&Bに出したお題というのは、老若男女問わず誰にでも受け入れてもらえるような「睡眠」キャンペーンを作ること。
彼らが思いついたのは、「子守唄」を核にした企画でした。
具体的に何をしたかというと…
世代もジャンルも異なるスウェーデン人のアーティスト6人に、スウェーデンの子守唄を現代風にアレンジしてもらい、それぞれミュージックビデオを作ったんです。もちろん、IKEAのベッドを使って。
ちなみにベッドの種類は、アーティストの身長、体重、そして寝方を考慮した上で選択されているそうですよ。
6つの子守唄はウェブサイト上だけでなく、テレビやラジオでも放送され、また、Spotify(スポティファイ)という音楽ストリーミングサイトでは曲の販売も行われました。
こちらがキャンペーンの紹介ビデオです。子守唄の原曲をアレンジ後の曲と比較してくれているので、面白いですよ:
ベッドのプロモーションにアーティストのプロモーションも兼ねちゃうところが面白いですね。
そして嫌らしくなくて気持ちの良いプロダクトプレイスメントだと思うのですが、いかがでしょう?