(タイガーコペンハーゲンプレオープンイベント@大阪・心斎橋にて)
いきなりですが、毎日幸せですか?笑
こんな暑苦しい直球の質問を投げられて「YES」と胸を張って言えるあなた!
そんなあなたは、この記事の中に共感出来る部分が多いかもしれません。
「不満はないけどな〜」というあなたにもぜひ読んで欲しい「デンマークの穏やかなビリオネアが語る人生の成功」について、今日はご紹介いたします。
もくじ
成績は平均以下。それでもレナートが成功出来た理由?
Image from: Aftenshowet ※2012年11月17日まで視聴可能
タイガーを運営するゼブラ社のレナート・ライボシツCEOの高校時代の成績は平均以下。
決して優等生ではなかった彼が、デンマークという小国から億万長者になるビジネスを立ち上げました。
「高等教育を受けていらっしゃらないですが、なぜこれほどまでに大きな成功を収めることが出来たとおもいますか?」というインタビュアーの問いかけに対して、レナートさんは「たくさんのことに挑戦することを恐れなかったこと」だと語っています。
どんどん失敗を重ね、そこから学ぶこと。
それが成功するにはとても大切だということを、改めて感じます。
もともとはシマウマだった?タイガー誕生秘話
Image from: Aftenshowet タイガーになる前のZebra(ゼブラ)時代。昔から行列が笑
レナートさんはまず、奥さんと中古の傘を修理して売るという事業を始めました。
その当時のお店の名前は Zebra(デンマーク語でシマウマという意味)です。
ある日、義理の妹に店番を任せて夏期休暇でお店を離れていたレナートさん。
するとその義理の妹から電話があり「商品の料金がわからないんだけど・・」と聞かれ、レナートさんも品物がいくらなのか覚えていなかったそう笑
そこで、わかりやすいように全ての品物を「en 10’er(ティーア=1つ10クローネ)にしよう!」となり、その発音からお店の名前がTIGER(デンマーク語でティーアと読みます)となって、今に至るそうです。
Zebra(シマウマ)がTIGER(タイガー)の親というのが、なんともデンマークらしくてユニークだなぁと思います。
日本人の熱狂ぶりにデンマークメディアも驚きを隠せない。
Image from: Japanere gik shopamok i Tiger-butik – Detailhandel | www.business.dk
Der var en nærmest hysterisk interesse, da den danske butikskæde Tiger åbnede sin første butik i Japan i sommer. I dag skal man have billet for at komme ind.
(この夏のタイガーコペンハーゲン1号店オープンは異常なまでに人気だった。現在、入店するためには整理券をもらわなくてはならない。)引用元: Japanere gik shopamok i Tiger-butik – Detailhandel | www.business.dk
こんな大ヒットになるとは、レナートさんもさすがに予測されていなかったそう。
せっかくタイガーコペンハーゲンの店舗まで足を運んだのに臨時休業だったり、整理券がもらえなかったりした方もたくさんいらっしゃると思います。
「日本の文化をわかっていない」や「マーケティング不足だ」といった意見もあるようですが、もともとタイガーコペンハーゲンは「商品も含めて、まず全てデンマークのやり方でやってみてから、日本に適応させるべき所を見つける」という戦略でいくと、ゼブラジャパン株式会社の代表取締役のクラウス・ファルシグさんはインタビューの際に北欧ヒュゲリニュースに語って下さいました。
今回のタイガーコペンハーゲン日本オープンで、デンマークの一般的な感覚がカッチリはまって大成功した部分と、なかなか受け入れられない部分と、その両方を見ることが出来たように思います。
お金が彼の人生を変えることが出来ない理由
Image from: ’Tiger’-milliardær startede med at sælge brugte paraplyer – dr.dk/DR1/Aftenshowet
Det er familie og venner, der gør én lykkelig. Pengene gør bare nogle ting lettere.
(家族や友人たちがいてくれるおかげで人は幸せでいられる。お金は何かをする時に役立つ、そんな程度のものです。)引用元: ’Tiger’-milliardær startede med at sælge brugte paraplyer – dr.dk/DR1/Aftenshowet
彼は億万長者になった現在も、今までと同じ物を食べ、同じ服を着て、同じように仕事に出かけます。
そのモチベーションの源は「アイデアが現実化するのを見ること」だそう。
「次はイタリアで気軽に卓球やボードゲームが出来るカフェをつくっています」
「自分の子どもも自立しなければならないので、甘やかすことはありません」
と優しい笑顔で語るレナートさん。
この間のTIGER COPENHAGENプレオープンイベントでは、僕のような若者に対しても、穏やかな口調でじっくりとお話して下さいました。
目の前の仕事を楽しみ、おごらず謙虚に、自然体でいられるリーダー。
本当にヒュゲリな方です!第2号のタイガーコペンハーゲンはどこに出店されるのか、これからがますます楽しみです。