やっと辿り着きました、「ちょっぴり過酷だった年末年始のオーロラ旅行 in スウェーデン」最終回!
最終回に相応しいオーロラの写真で、締めたいと思います。
ですがその前に、今更感はありますが、
「そもそもオーロラって何?」
という質問にお答えしたいと思います。意外と、あまり知られていなかったりしますよね。私も、実際に旅行に行くまでは全然仕組みを理解してませんでした!
まずオーロラが発生するためには、太陽が重要な役割を担っているんです。太陽は、不定期に太陽風と呼ばれるガスを放出しています。その太陽風が地球に到達し、大気中の原子(酸素や窒素)と衝突することで、興奮状態になります。この興奮状態が収まり、元に戻る際に、電磁波(光)を放出します。これがオーロラの発光の源となります。
「では、なぜオーロラは北極や南極でしか見れないの?」
と思いますよね。私も疑問に思っていました。
地球は、巨大な磁石のように磁力に包まれています。磁石と同様にN極とS極が存在し、この二つを起・終点にして磁力線が結ばれているんです。なので太陽風が地球に到達すると、この磁力線に沿って運ばれていき、最終的に辿り着くのは北極と南極になる、というわけです。そこで初めて、大気中の原子と衝突し、オーロラが発生します。
写真: オーロラ情報館
オーロラ情報館にはこの他にも、オーロラ撮影テクニックやオーロラ鑑賞地など、参考になる情報が沢山載っているので、もっと詳しく知りたい方はぜひ覗いてみてください。
さて、オーロラが一体何者なのかが判明したところで、本題に移りたいと思います。オーロラ旅行最後の夜は、見事に晴れ。友人から、オーロラ観測スポットとしてホテル・リーパン付近を薦められていたので、夜9時頃に早速行ってみることに(宿泊客では無かったのですが)。すると丘の上にすでに20人くらいの人が三脚構えてスタンバってるではないですか!近づいてみると、日本人の団体ツアー客でした。団体ツアーが薦めるスポットならば、間違いない!と思い、私たちもそこでスタンバることに。
待つこと、30分くらいでしょうか。うっすらと、オーロラが見え始め、そこから徐々に活動が強まっていきました。まるでマリリン・モンローのスカートのように(?)ヒラヒラと夜空を舞うオーロラは、私がこの世で見た自然現象の中で最も美しいものでした。
その様子をご覧ください。(写真をクリックすると拡大されます)
最後の夜にやっと観測することのできた、奇跡的且つ神秘的なオーロラ。今までに味わったことのないような、とっても穏やかなひとときを楽しむことができました。
ちょっぴり過酷な旅ではありましたが、お金では買うことのできない、一生思い出に残る貴重な体験になったことは間違いないです。
写真や言葉だけではなかなか再現することができない歯がゆさはあるのですが、私の旅行記で少しでもオーロラ旅行に興味を持ってくださったのであれば、幸いです。
スウェーデンでのオーロラ旅行についてご相談・ご質問などありましたら、いつでも@whimsical_bonへどうぞ!
最終回までお付き合いいただき、ありがとうございました☆