アイスランドの大統領、Ólafur Ragnar Grímsson(オラフル・ラグナル・グリムソン)氏によると、“北極の氷が夏の間に解けてしまう問題”は、実は悪いことばかりではないそうです。
この話はオラフル氏がMain International Trade Dayで語ったもの。この話がされたメイン州(アメリカ北東部の州)とアイスランドとの間に、氷が溶ける夏の4ヶ月の間、新たな航路を開くことが出来るため、「悪いことばかりではない」ということだそうです。他にもオラフル氏は、北極の氷が溶けることによりヨーロッパ − 中国間の旅が50%近くなると話しており、北極の氷が溶けることのポジティブな面を指摘しています。
日本では、正直そこまで、北極の氷が溶けすぎることに身近さを感じることが出来ません。特に温暖化による北極の氷の後退については、「なんとなくよくないこと」のように思ってきました。
勿論、地球規模で見るとやはりなんとかしなければならない課題であることは間違いないのでしょうが、その一方で今回、このニュースからネガティブな課題のポジティブな面を知ることが出来ました。中国との間が50%近くなるのであれば、日本との間にも似たようなメリットがあるはずですし、私たち日本人にとっても、北欧が少し身近になるのかもしれませんね。
参考: Ice News