みなさんこんにちは。ライターの井上です。今日は個人的に気になるニュースを見つけたので紹介させて頂きます。
みなさんは「スウェーデンってどんな国?」と聞かれたらどんなイメージを思い浮かべますか?「福祉大国スウェーデン!」この言葉が思い浮かぶ人も多いんじゃないでしょうか。スウェーデンのニュースサイトSvenska Dagsbladet(スヴェンスカ・ダーグスブラーデット/SvD)によると、そんなスウェーデンが高齢者にとって住みやすい国ランキング第一位になりました!
このランキングは貧困高齢者を支援する世界的NPO団体のHelpAge International(ヘルプエイジ・インターナショナル)が、約90ヶ国を比べて発表したもの。「経済」「健康」「就労・教育」「高齢者に優しい環境」と、大きく分けて4つのカテゴリーが比べられたのですが、実はカテゴリー別だとスウェーデンはどれも1位になっていません。それでも総合第一位になったのは全ての分野で上位にランクインしているからだそう。
スウェーデンには社会福祉構築に投資してきた長い歴史があります。あと、スウェーデンの高齢者の約半数が年金受給者団体というものに入っていて、自分自身を主張できる環境もあります。こういったところが今回1位という結果につながったと考えられているみたいです。
けれどもスウェーデンの街の声では
「年金少なすぎ!」
「医療はすごくいいんだけど、経済面はねぇ・・・。」
「特に一人暮らしには厳しい状況なの。」
なんて声もあるそう・・・。
あたりまえですが統計だけではわからない現状と課題があるようです。ですが、それでも世界一はすごい!スウェーデンに住む人自身がこの第1位に納得できるよう、これからのスウェーデンの対応が気になります。
ちなみに総合第2位は同じく北欧のノルウェーで、3位はドイツ。カテゴリー別1位は「経済」がルクセンブルク、「健康」がスイス、「就労・教育」はノルウェー、「高齢者に優しい環境」がオランダでした。
参考:SvD