皆さん、こんにちは。スウェーデンライターの武内です。今回はスウェーデンのクリスマスに欠かせないユールボック(Julbock)というワラでできたヤギを紹介します!
写真: VisitGävle.se
ユールボックは、通常は家の中や外で飾るくらいの大きさなのですが、イェーブレ(Gävle)という町では、1966年以降、高さ13m幅7m重さ3tの巨大なユールボックが毎年広場に作られています。ギネス記録にも載ったこのイェーブレのユールボックは、アドベントの最初にお披露目され、広場で街の人々のクリスマスを盛り上げています。
しかしこれまで無事に生き残ったのは、たったの8回!それ以外は、燃やされたり壊されたりと不幸な結末を迎えています。1996年以降、ウェブカメラでの監視が始まったのですが、それでも生き残るのは難しいみたいですね。2010年は無事生き残ったのですが、なんとヘリコプターを使ったストックホルムへの誘拐計画があったようです。
さて、今年はどうなったかといえば、21日の深夜4時に燃やされてしまいました…。近年、ユールボックはブログやツイッターをしていて、最後の言葉が更新されましたので、皆さんにもお伝えします。
「友達の皆さん、悲しいことに、もう行かなくてはいけないんだ!今年はありがとう!体に気を付けて、良いクリスマスそして良いお年を!」
ブログやツイッターは英語とスウェーデン語両方で書かれているので、気になる方は下記のリンクから読んでみてください!
残念ながら、今年はもう見守ることができないので、来年をお楽しみに!
参考:VisitGävle.se, Svd