スウェーデン映画祭、『100歳の華麗なる冒険』の公開などスウェーデン映画が日本で何かと話題ですが、こちらも見逃せません!本日は映画『ストックホルムでワルツを』(原題:Monica Z, 2013年)をご紹介します。
画像:【公式サイト】映画『ストックホルムでワルツを』│11月29日(土)、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国順次公開
あらすじ
1960年代のスウェーデン。田舎町に住むシングルマザー、モニカ・ゼタールンドは電話交換手の仕事をするかたわら何時間もかけてバスに乗り、ストックホルムでジャズシンガーとして歌う日々を送っていた。1度はニューヨークで歌うチャンスを得るも失敗してしまうモニカ。夢を諦めきれない彼女はある日、ジャズにスウェーデン語の歌詞を載せて歌うことを思いつく。その斬新さと彼女の歌声がウケ、スウェーデン国内でスターへの階段を駆け上がるが...
スウェーデンの伝説的なジャズシンガー、モニカ・ゼタールンドの半生を描いたこちらの作品は、人口950万人のスウェーデンにおいて50万人の観客を動員したといわれています。スウェーデンのアカデミー賞と言われるゴールデン・ビートル賞では監督賞、主演女優賞など4部門を勝ち取りました。人種差別がまだ色濃く残っていた60年代に白人がジャズを歌うことの難しさ、モニカ自身の母親としての、歌手としての、そして女としての生きかたへの葛藤や挫折をモニカ本人のような美貌を持つエッダ・マグナソンが繊細に演じています。
ジャズと言えば英語!と思っている方も多いと思います。しかし映画内で歌われているジャズ・ソングたちは「歌っているように聞こえる発音」と言われるスウェーデン語とメロディーがよく合っていてとっても素敵です!そして映画内に登場する60年代を忠実に再現したファッションやデザインはレトロ好きにはたまらないかわいさ!こちらにもぜひ注目してみてください。
映画『ストックホルムでワルツを』は11月29日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町他、全国の映画館で順次公開されます。芸術の秋、モニカの歌声に酔いしれてみてくださいね!
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参考:
ストックホルムでワルツを : 作品情報 – 映画.com
【公式サイト】映画『ストックホルムでワルツを』│11月29日(土)、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国順次公開