皆さんはセムラ(semla)というお菓子をご存知でしょうか。
セムラとは、スウェーデンの伝統菓子の一つで、中身がくり抜かれたカルダモン入りのパンに、アーモンドペーストとミルクを混ぜ合わせたものを入れて、その上からホイップクリームを乗せたお菓子です。
かつてスウェーデンには、復活祭の40日前から断食をする風習がありました。
その断食の前に食べるご馳走の一つにセムラがあったそうです。
今となっては断食の風習は無くなりましたが、セムラを食べる習慣は残っており、クリスマス明けからスウェーデン中で食べられています。
冬の間に食べるお菓子なので、その時期はスーパーやパン屋のいたるところにセムラが売られているそうですよ!
そんなセムラに、なんと歩きながらでも食べられるタイプのセムラがストックホルムのTösse Bagerietというパン屋で発売されたそうです!
その名も『セムララップ』。従来の丸形に比べ、長細い形になっています。
Tösseは1920年に開業した老舗のパン屋で、Tösseのセムラは近年のセムラコンテストで上位をキープしていることから今話題のお店です。
そんな大注目のTösseから出たこのセムララップはどんな味がするのでしょうね。
「食べ歩きができる」というアイデアは今まであるようで無かったので、その斬新さに興味を持ちますが、形を変えたことで食感や味がどのように変化しているのか筆者は大変気になります。
皆さん、スウェーデンを訪れてフィーカ(スウェーデン語でティータイムの意)する際に、Tösseのセラムラップはいかがでしょうか?