「IKEAは楽しい!好き!」と思う人はいても、「IKEAなんて嫌い!なかったらいいのに!」と思う人は少ないのではないでしょうか。でも、もし自分が家具屋さんを営んでいて、その隣にIKEAがドーンと建ってしまったら・・・?
そんなお話が、来月公開の映画『ハロルドが笑う その日まで』です。
ノルウェーの街、オサネで40年以上にわたり妻マルニィとともに小さくも誇り高き家具店を営んできたハロルド。しかし、世界中で展開する有名家具チェーン店「IKEA」(イケア)の北欧最大店舗がハロルドの店のすぐ隣にオープンしたことから、ハロルドの店は閉店に追い込まれる。さらに最愛の妻を失い、怒りを募らせたハロルドが思い付いたのは、イケアの創業者、イングヴァル・カンプラードを誘拐して、復讐することだった! おんぼろ車に乗り込み、イケアの第一号店があるスウェーデンのエルムフルトへと向かうハロルド。道中で出会った孤独な少女エバも巻き込み、極寒の地での珍道中が幕を開ける――。
引用:『ハロルドが笑う その日まで』公式ウェブサイト
とある機会をいただき、一足お先に観させていただいたのですが、北欧映画お得意のユーモアや、スウェーデンとノルウェーお隣の国同士という関係性をうまく利用した描写が所々に散りばめられていておもしろい作品でした。
また、紹介文にもあるように、作品中にはIKEAの創業者イングヴァル・カンプラードが出てくるのですが、一瞬「役者さんだよね?え、ホンモノ?」と思ってしまうような、絶妙な似具合となっています。(もちろん、よく見ると違うんですけどね(笑))
主人公ハロルドを演じるのは、ノルウェーを代表する名優ビョルン・スンクェスト(Bjørn Sundquist)。この作品で、ノルウェーのアカデミー賞と呼ばれるアマンダ賞にて史上最多5度目の最優秀男優賞に輝きました。
その他のキャスト、監督にも豊かな才能をそろえた作品です。ハロルドはどうするのか、IKEAはどうなってしまうのか!ぜひお楽しみください。
〔Information〕
公開日程:東京・神奈川4月16日(土)~他
スケジュール・上映会場など詳細については、映画公式ホームページをご覧ください。