暑い、暑いですね。しかし、暑いのは日本だけではありません。
涼しいイメージのスウェーデンでも、夏は暑いんです。
そして、その暑さに堪えかねて立ち上がったのが、とあるバス会社の運転手。
もくじ
なんで半ズボン履いちゃダメなんだ!
規則に従って、ふだんはシャツに長ズボンで勤務しているヨーラン(Göran)さんは、暑さに我慢できずこう主張します。
これに対し、マーケティング部長のエーヴァ(Eva)さんは困った様子で語りました。
「今まで服装のことで文句を言ってきた人はいませんし、社にはきちんとした服装の規則もあります。これからも規則を変える予定はありません」
じゃあスカートはいいんだよな!
(画像:SVT Nyheter)
子ども同士の争いみたいな展開になってきましたが、実際にヨーランさんは、同社の女性社員から会社指定のスカートを借りて着用することにしました。会社の規定で、制服のスカートを注文できるのは女性だけだからです。
「エーヴァは、半ズボンはダメでスカートはOKって言ったんだ。半ズボン履いたおっさんはダメで、スカート履いたおっさんはOKだってさ!ていうか、スカートを注文できるのは女性だけっていうのは、男女差別だよ」
ちなみに、「長ズボン暑い」という不満を持っていたのは、ヨーランさんだけではなかったらしく、その後次々と同志が増えていく展開となっています。
(画像:SVT Nyheter)
論争の行方は?
この状況について、ヨーランさんはこう分析しています。
「今後のシナリオはふたつにひとつだ。半ズボン履いてもよくなるか、涼しくなるか。わたしはもうすぐ夏休みをとるけど、その間にもスカートを履く仲間は増えていくんじゃないかと思うね」
「暑い」というだけで、男女差別にまで話が広がりつつあるこの論争。
果たしてどのような結末を迎えるのか、今後の展開も気になりますね。
参考:Efter Görans busskjol – inga shorts för chaufförerna|SVT Nyheter
Kollegorna stöttar Göran – fler busschaufförer kör i kjol|SVT Nyheter