もくじ
シュールストレミングとは?
以前からヒュゲリニュースでもご紹介している「世界一臭い食べ物」で有名なシュールストレミング(surströmming)。
発酵させたニシンの塩漬けが、缶に詰められてからも発酵し続けます。その臭いは気圧変化で破裂した場合に周囲に悪臭が染み付く恐れがあるため、多くの航空会社が機内持ち込みを禁止しているほど。
Youtubeやテレビ番組でもしばしば罰ゲームやネタとして登場するシュールストレミングを、今回は現地のレシピで美味しくいただいてみました。
材料(8個分)
- シュールストレミング 1缶
- じゃがいも 1〜2個/人
- 紫玉ネギ 1個
- トマト 2個
- ビネガー 少量
- サワークリーム お好みの量
- バター お好みの量
- 北欧のフラットブレッド「トゥンブロード(tunnbröd)」(なければトルティーヤで代用可)
食べ方
- じゃがいもはまるごとホクホクに茹でて、皮を剥く。
- 紫玉ネギは薄切りに、トマトは輪切りにして、両方とも2cm程度に粗く刻む。
- ②の紫玉ネギとトマトを合わせてビネガーで和え、軽く胡椒を振る。
- フラットブレッドの上に惜しみなくバターを塗る。
- お皿の上にシュールストレミングを載せ、フォーク&ナイフで骨としっぽ(もし付いていれば数の子も)を取り除き、身をほぐす。
- ジャガイモも薄切りにして、細かく崩す。
- 全てのトッピングをフラットブレッドの上に適量のせて巻いて完成!
シュールストレミングは、水を張ったバケツの中で缶ごと水に浸けたまま開けると、臭いが拡散するのを防げます。中身が水浸しになっても大丈夫!とっても塩辛いので、むしろちょっと洗い流せていいかも。
ご婦人のお皿にはジャガイモとシュールストレミングが、写真右のお皿には紫玉ネギやトゥンブロードが見えます。
動画で雰囲気を楽しみたい方はこちらもどうぞ(スウェーデン語)。
実際に食べてみました
シュールストレミングをそのまま舌の上にのせるとアウトなのでしょうが、他の素材と合わせると良い味を出してくれています。塩気もいい感じでした。
日本の〆サバが食べられる人は、こちらも美味しくいただけると思います。
気になるニオイは意外と大丈夫。時々ふわっと特有の生臭さがコンニチワしますが、玉ネギやサワークリームが相殺してくれています。
開けるときも、水の中で開ければ「うわ〜やっぱ臭うね〜」ぐらいのものでした。ただし、そのまま部屋の中に放置すると、翌日は悲劇になるそうなのでお気を付けて!
スーパーに行けば山積みで売られています。ただ、ツナ缶の感覚で浸透しているのかと思いましたが、そうではないようです。
現地で食べたときに居合わせたほとんどのスウェーデン人が初トライでした。ちなみにこの食べ方以外に普通の料理に使うことは、ほぼないとのこと(笑)
何らかの機会でシュールストレミングを手にした方や、いつかスウェーデンに行かれる方は、ぜひお試しください!