画像:THE LOCAL DK
こんなに暑いときにクリスマスの話題?と思いますよね。
実は、デンマークの夏の恒例行事の一つに『世界サンタ会議』というものがあるんです!
今年も、7月24日から7月27日の4日間開催されていました。
サンタ会議といっても一体何をする行事なのか?詳しく見ていきましょう。
もくじ
世界サンタ会議とは
その名の通り、世界中にいるサンタクロースが一か所に集まって話し合う会。
1957年から始まり、毎年デンマークのバッケン(Bakken)という世界最古の遊園地がホストになって開かれています。
60年も続いているなんて、なかなか歴史のある行事ですよね。
行事の目的は、クリスマスの雰囲気で夏を盛り上げること、そしてサンタ同士の交流です。
夏のサンタを見に来るお客さんと交流しながら、お互いに各国のクリスマス事情の情報交換や、体験などをシェアしたりできるようですね。
もちろん、会議というからには体重制限などのまじめな議題もありますよ!
写真からはサンタ達自身が遊園地を楽しんでいる様子が伝わってきます(笑)
画像:THE LOCAL DK
意外と厳しい?サンタ会議のルール
調べていくなかで、会議参加のルールを見つけました。一部書いておきます。
・会議中はずっとサンタ姿でいること(暑そう!)
・サンタ姿でお酒を飲んだり、タバコを吸ったりするのは禁止
・お客さん、特に子供たちとはよく交流して写真にも応じること
最初が大変そうですが……人々に好かれる存在であるからには、イメージを崩さない努力が大切だとわかります。
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夏もクリスマスで盛り上がるために
朝10時~11時はビーチで恒例の水浴び(※サンタの水着必須)、11時半から写真撮影、そして12時に軽食を取って、午後はコペンハーゲンでサンタパレード、それが終わったらバッケンでクリスマスイベント……
これは今年のサンタ会議期間中の1日のスケジュールを切り取ったものです。
結構やることが詰まっていて忙しそう。プログラムが気になる方は公式サイトから見ることができます。
北欧の夏は本当に短いです。そんな中でサンタが集まるのは、クリスマスの雰囲気で短い夏をさらに活気づかせるため。
この会議、もともとはバッケンの代表の「クリスマスが1年に1回以上あったら楽しいんじゃないか?」というアイデアから始まりました。
今年の120人の参加者の中には、サンタだけじゃなくてクリスマスの妖精やエルフ(!)も含まれていたそうです。また来年の開催が楽しみですね!
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参考:Christmas comes early during Denmark’s annual Santa Claus congress