ヒュゲリなインタビュー

【北欧の音楽ピクニック2012特集〜その1〜】北欧の笛の魔術師ヨーラン・モンソンさん

こんにちは、北欧ヒュゲリニュース編集長のたいつです。

今回は、今秋大阪万博公園で開催される「北欧の音楽ピクニック2012」の応援企画第1弾!

ピクニック音楽ステージでメインアクトをつとめる、北欧の笛の魔術師ヨーラン・モンソンさんのライブ潜入後、インタビューさせていただきました!

音源はmyspace で聴けますので、よければチェックしてみてください。

私のオススメは「PJ 1523」です!

ヨーラン・モンソンさんプロフィール

四代にわたるスウェーデン伝統音楽演奏家を受け継ぐ。北欧スウェーデン、ストックホルムの王立音楽学校を卒業後、国内外を問わず活躍。9種類のリコーダー、フルート、ホイッスルなど、ありとあらゆる形の笛を操り、ベースのような低い音から鳥のように高い音まで自由に表現する。無印良品のBGMシリーズ8、その他日本人のアーティストのアルバムにも参加している。

ヨーラン・モンソンLIVE1
(ライブ中の一枚 / Photo by Naoya Segawa)

ヨーラン・モンソンLIVE2
(ライブ中の一枚 / Photo by Naoya Segawa)

この日のライブでは、いつの間にか自分が北欧にいるのではないかと錯覚するくらい、ほんとにヒュゲリな世界感が伝わってくるヨーランさんのソロ演奏のほか、共演バンドのDrakskipさんとのノリノリなセッションで、気付けば体が縦ノリ状態。

そしてライブ終了後、早速インタビューをさせていただきました。

INT1

-ヨーランさんが演奏している音楽ジャンル、いわゆる“伝統音楽”の良さは、どういったところでしょう?
ヨーラン:うーん、そうだね、確かに“伝統音楽”から始めたんだけど、ロックやポップスといった現代の音楽にもインスパイアされているし、実際に演奏もしているよ。何よりも、僕はジャンルを問わず音楽そのものが大好きで、その音楽によって人と人がつながれば良いと思っているんだ。

-日本だとリコーダーは小学生が演奏するイメージが強いんですが、スウェーデンではどうですか?
ヨーラン:ははは、スウェーデンでも同じだよ。実際、僕も子どもの頃に演奏していたしね。大切なことは、リコーダーは誰でも演奏出来るだけじゃなくて、どんなジャンルの音楽も演奏出来るということ。リコーダーでワイルド※1になれるんだ(笑)

-なるほど。確かに今日のライブでは、リコーダーでここまで幅の広い世界観を表現できるのかと感動しました。リコーダーを使ってどんなジャンルの音楽も演奏していく、その音楽スタイルがやっぱりヨーランさんの音楽と言えそうですね
ヨーラン:うーん、少し違うかな。僕は演奏したいと感じた音楽を演奏したいと思っているんだ。伝統音楽はとても大切な音楽だけど、やっぱり演奏したいものを演奏するということが一番大切なんだよ。アドリブで演奏することもあれば、新しい歌を作曲することもあるし、それが僕の音楽スタイルなんだよ。たまたまリコーダーから始めて、それがまだ終わっていないだけ(笑)。

INT2

-今日も色々な楽器の方とのセッション、すごく楽しめました
ヨーラン:僕にとってライブやコンサートは旅みたいなものなんだ。色々な景色の中を駆け巡る。例えば田舎から出発して、そして街へ出て来る感じ。絵を描くのと似ているかも知れない。書いている時はどうなるかわからないけど、書き終わって初めて何ができるかが分かる。ライブやコンサートもそんな感じだね。

-世界中を旅して、日本はどうですか?
ヨーラン:とっても好き。滞在するのにベストな国だと思うよ。だけど、実はまだあんまり日本の色んな所を見れてないんだ。いつも働いてばかりでスケジュールがタイトなので(笑)。でも昨日、河内長野に滞在して※2、山や自然、素晴らしい景観が見られてよかった。

-では最後に9月の北欧音楽ピクニックに来られる方へメッセージをお願いします!
ヨーラン:僕のバンドもそうだけど、若手のバンド「Mitt folk」と一緒に演奏するので、とってもグルーヴィで特別なコンサートになると思うよ。お楽しみに!

※1:杉ちゃん「ワイルドだぜぇ〜」がお気に入りのヨーランさん。MCでも多用していました(笑)
※2:河内長野の小学校でチャリティーコンサートをしたそうです。

INT終了後のヨーランさん

ライブ終了後というのにも関わらず、とても気さくにインタビューに応じてくれたヨーランさん。

こんな素敵な方の演奏が、万博公園で楽しめるとなれば、行くしかない!(しかも無料!)

ってな訳で、北欧好きはもちろん、音楽好きな方もきっと楽しめる「北欧の音楽ピクニック2012」をぜひチェックしてくださいね!