去る6月8日、スウェーデン国王の末っ子・マデレーン王女の結婚式が王宮内の教会Slottskyrkanで執り行われました。日本でも色々なメディアに取り上げられているかと思いますが、スウェーデンに住む私からすると本当に一大ニュース!そこで今回は、その模様を取り上げたいと思います!
もくじ
マデレーン王女とクリス・オニール氏について
マデレーン王女は「もっとも美しい王族」ランキングで上位によく食い込んでいらっしゃるほどとっても綺麗なプリンセス!以前この北欧ヒュゲリニュースでも紹介されていましたね。そんなマデレーン王女のお相手はアメリカで証券マンとして活躍するクリス・オニール氏です。
写真: Brudparet – Sveriges Kungahus
二人は友人を通してアメリカで出会いました。二年の交際を経て、昨年10月にオニール氏が王女にプロポーズ。婚約を発表したビデオは、最後にマデレーン王女の「Tihi!(ティヒ!)」と笑い声が入っていることからあっという間に「tihi」が流行語になりパロディビデオが作られたりも。
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それからは、ゲストに誰が呼ばれるのか、王女はどのようなドレスを着るのかとゴシップ誌では予想合戦。マデレーン王女が招待する女友達の中に、兄カール・フィリップ王子の元彼女がいることで面白おかしく書かれたりもしていたのです。
そして、ついに結婚式当日。私も見に行ってきました!
いよいよ結婚式当日、私もロイヤルカップルを一目見たいと思い、パレード4時間前にスタンバイ!
さすがスウェーデン、4時間前は少し早すぎたみたいです…。ですが、パレードの予定時刻が近付くにつれ沿道は人で埋め尽くされはじめました!!観光客がたくさん、特にアメリカ人の観光客が多いとの新聞報道でしたが、これはオニール氏効果?
軍隊による行進もあり、マーチングバンドが一曲演奏し終わるたびに観客から拍手が沸き起こっていました。ただ、時間が経つにつれて、だんだん群集も疲れ始めのか、その拍手も起こらなくなってきた時でした。ようやく王宮から結婚式が無事終了したことを知らせる祝砲が!!
この青いバス、普段はストックホルム市内を走っている市民の足と言える存在なのですが、当日は行き先表示を「Royal Wedding」に替え、式の招待客を運んでいました。この日何度か見た光景だったのですが、軽い気持ちでシャッターを切っているとなんとバスにはスウェーデンの第一王女であり王太子(次の女王)であるヴィクトリア王女とその夫ダニエル王子が!!
歓声と拍手が届いたのか、お二人とも笑顔で手を振ってらっしゃいました。私の隣に立っていたアメリカ人観光客の「王族もバスに乗るんだね…」という感心したような言葉に思わず同意です。
マデレーン王女とクリス・オニール氏を乗せた馬車は四頭の馬に先導されて思ったより早いスピードでやってきました。
そしてようやく4時間待ち続けた馬車が…!!
写真: ライター友人撮影
式の前は「緊張している」と語っていたオニール氏ですが、後でTV放映で式の様子を拝見したところかなりリラックスされているようでした。
マデレーン王女&オニール氏はこの後、家族と友人が一足先に乗り込んで出迎えた船に乗りドロットニングホルム宮殿へと向かい、そこで晩餐会を楽しまれたそうです。残念ながら晩餐会は「プライベートで」とのことでTVカメラは入れなかった様子。
何艘ものボートに誘導されてメーラレン湖を船が進んでいく様子はまさにおとぎ話そのもの!
晩餐会、その後のパーティは朝5時まで続いたそうです。お二人は今ハネムーンの真っ只中!現代のお姫様のハネムーン…想像しただけでロマンチックです!