国内北欧トピックス

デンマークの鬼才×シャルロット・ゲンズブール 極限の問題作“ニンフォマニアック”

『シンプル・シモン』に『なまいきチョルベンと水夫さん』と、ポップで心温まるスウェーデン映画作品の公開が続く中、デンマーク映画界からは女性のセクシャリティをテーマに描いた衝撃の2部作『ニンフォマニアック(Nymph()maniac)』の公開情報が届きました。

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画像:シャルロット・ゲンズブールが堕ちる極限の“色情”…『ニンフォマニアック』公開決定 | シネマカフェ cinemacafe.net

あらすじ
自らをニンフォマニアック(=色情狂、セックスアディクト)と自覚するひとりの女性の半生を8つの章を通し詩的かつユーモラスに描いたもの。

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』でカンヌ最高の名誉パルムドールを受賞したラース・フォン・トリアー監督の最新作で、デンマークでは昨年のクリスマスに公開されました。

内容もタイトルずばりのもので、過激すぎる性描写の数々に賛否両論の声があがっています。(ちなみに日本で公開されるものは、オリジナル作品から2部合わせて約1時間分ものシーンがカットされているようで、You Tubeにアップされた予告動画は削除されました。)

『トランスフォーマー』のシャイア・ラブーフ、『キル・ビル』のユマ・サーマンら豪華キャストを迎え、主演にはこれまでもトリアー監督作品で2度もタッグを組んでいる常連、シャルロット・ゲンズブールを起用。“堕ちる主人公”に美人さんばかり使うのがこの監督の憎いところですよね(『ダンサー・イン・ザ・ダーク』では純粋で可憐なビョークに感情移入してしまう分、ラストはあまりにも衝撃的でした。)

映画史上最もセンセーショナルな問題作とも言われている本作。あまりに偏ったテーマの衝撃作も、大物監督の手にかかれば芸術と呼べるのでしょうか?日本でこの映画がどう受けられるかは興味深いですね。

『ニンフォマニアックVol.1』は10月11日、『Vol.2』は11月1日から東京・新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町・渋谷ほか全国にて順次公開です。
公式HP: http://www.nymphomaniacthemovie.com/

Nymphomaniac Official Trailer from Zentropa on Vimeo.

参考:
シャルロット・ゲンズブールが堕ちる極限の“色情”…『ニンフォマニアック』公開決定 | シネマカフェ cinemacafe.net