2017年11月22日、デンマークのホルベック市で、デンマーク史上最年少の市長が誕生しました!
社会民主党のクリスティーナ・K・ハンセン(Christina K. Hansen)さんです。
1992年生まれの彼女は、他候補に約2倍の票差をつけて当選しました。
写真は、会議を終えて市庁舎から出てくる彼女を撮ったものです。
<写真:Politiken>
もくじ
若い頃からの政治活動が実るとき
<写真:Danske Kommuner>
この女性がなぜ?クリスティーナさんのインスタグラムを見てみると、友達や家族との写真をアップしていたりと、普通の24歳の若者の生活を覗いているような気分になります。
彼女は、何も突然市長になれたわけではありません。
17歳のころから社会民主党のユースメンバーになり、20歳からは自分が生まれ育ったホルベック市の市議会議員として、コツコツと政治活動を続けていました。今回、多くの個人票をゲットできたことが市長選出の決め手になったそうです。
市長としての今後は・・・?
<写真:Christina Krzyrosiak Hansen | Instagram>
クリスティーナさんは、来年1月から正式にホルベック市長に着任します。
以前から政治活動をしていたとはいえ、その若さや経験の短さなどから心配の声もありました。
今後は、多くの経済的な課題を抱えている自治体を立て直せるか、というところが見どころになりそうですね。
デンマークで最年少の市長に選ばれたことについて、クリスティーナさんは「本当に光栄に思っています。多くの人の投票が、自信につながりました」と語っています。インタビューでもハキハキと答えている姿を見て、同世代の筆者としては尊敬したいものです。
日本でも、今年のはじめに大阪で28歳の最年少市長が誕生したことが記憶に新しいです。
若い市長の誕生が、同世代の若者の政治参加をさらに活性化させるのではないか……と言われてもいるので、これからの彼女の活躍に期待ですね!
参考:24-årig skal lede Holbæk: Christina bliver Danmarks yngste borgmester nogensinde| Politiken
Holbæk får Danmarks yngste borgmester nogensinde | TV Oest
Christina Krzyrosiak Hansen | Wikipedia