デンマークの歴史に残る偉人、NFS・グルントヴィ。デンマークの民主主義に貢献した人物として知られています。
1872年に亡くなるまで大活躍したグルントヴィですが、彼が当時スマートフォンを持っていたらどんな感じなのか?という動画を、デンマークの国営ニュースDRで見つけてしまいました。
もくじ
そもそもグルントヴィって?
(画像:Wikipedia)
NFS(ニコライ・フレデリク・セヴェリン)・グルントヴィは、デンマークの詩人であり牧師です。
19世紀のデンマークで、学のない人たちもみな平等に学べる学校フォルケホイスコーレの理念を打ち出したとされる人で、デンマークの子供は小学校の教科書で彼のことを習うそうです。
フォルケホイスコーレについて詳しく知りたい方は、ヒュゲリニュース内の以下の記事を読んでみてくださいね。
フォルケって何だ?デンマークから始まった「おとなの幼稚園」をご紹介
他にも哲学者や教育者などたくさん肩書きがある人物なのですが、今回は詩人としての一面に注目していきましょう。
グルントヴィがスマホを持っていたら、かなり熱心なユーザーかもしれない
こちらの動画をごらんください。
※音声はデンマーク語のみです。
自身の代表的な詩である”Dejlig er den himmel blå(Bright and Glorious Is the Sky)”を「新作だよ!」とFacebookに載せたり、詩人仲間がSMSで送ってきた詩にたいして、さらに長い詩を送りつけては「ほら、自分の詩の方が長い」と対抗したりしています。
詩をまずソーシャルメディアで発信するあたり、結構なアクティブユーザーでは……?(笑)日本でもよくある歴史上の偉人いじりですが、こうやって想像してみるのも面白いですよね。
ちなみに、このDejlig er den himmel blåという詩は、デンマークの定番クリスマスソングになっています。
筆者もデンマークでクリスマスを過ごした際には歌いましたよ!
掲載元であるDRの歴史コーナーでは、他にもネタっぽい記事がたくさんあります。難しいこと抜きに、歴史がもっと親しみやすくなっていいですね。
参考:
Hvis Grundtvig havde haft en smartphone: Sender digt-pics til berømt kollega | DR