フィンランド製品を扱うお店「salmiakki(サルミアッキ)」

京都の出町柳から叡山電車に乗って一乗寺へ。15分程駅から歩くと、ゆるやかな坂道の途中にフィンランドの雑貨屋さんが現れます。そのお店の名前は「salmiakki(サルミアッキ)」。言わずと知れたフィンランド名物の世界一まずい飴「サルミアッキ」から由来しています。

閑静な住宅地に溶け込んだフィンランド風の建物が印象的なこのお店。店内に入ると、グレーの外観とは異なり色彩豊か。まるでフィンランドのおうちに招待されたような気分に。

フィンランドの可愛い人形たちも出迎えてくれました。

店内はフィンランドヴィンテージの食器や雑貨、テキスタイルなど充実しています。店主が一年に一度フィンランドへ買い付けに行っています。日本では手に入らないアイテムも多数取り扱っているので、掘り出し物が見つかるかもしれません。

イッタラやアラビアなどフィンランドを代表する食器と共に、ブランドやデザイナーの解説も展示されていました。フィンランド初心者にもうれしい配慮が感じられますね。

また、小さな店内にはこじんまりとしたカフェスペースもあり、フィンランドのコーヒーや紅茶、チョコレートなども楽しむことができます。

自称チョコレートライターの私も大興奮!の、日本では入手困難なフィンランドのお菓子メーカー「ファッツェル」のチョコレートもたくさん!(ファッツェルについては以前の記事「お菓子好きのユートピア!?フィンランドのおいしいお菓子を求めて…」を参照してください。)

そして、フィンランドと言えばやっぱり外せない!?サルミアッキもありました。

しかも種類が豊富!こんなにあるんですね〜。ぜひ食べ比べてみてくださいね。(※自己責任でお願いします。)

なぜサルミアッキという名前なの?

店主の宮脇さんは、自分のお店の名前を「salmiakki(サルミアッキ)」にしてしまうくらいサルミアッキが大好物!…ではないそう。むしろサルミアッキがフィンランドで一番キライなものなのだとか。では、なぜこの名前に…?

宮脇さんはこう言います。「日本では北欧やフィンランドのイメージは、良い所だけしか伝えられていません。フィンランドにはかわいい雑貨だけでなく、サルミアッキのようにとってもまずいお菓子も存在しています。フィンランドの上澄みの部分だけでなく本当のところをもっとみんなに知って欲しい、という思いを込めてこの名前にしました。」

なるほど〜!キライなものをお店の名前にするなんて中々思いつきませんが、フィンランドのいいところも、そうでないところも知っていて、その上で大好きと言える宮脇さんのフィンランドに対する愛情の深さと真摯さが感じられました。

「日本にフィンランドを作りたい」という思い

フィンランドと聞くとわれわれ日本人は「ああ、北欧ね。」と一括りにしてしまいがちですが、サルミアッキは「北欧のお店」ではなく「フィンランドのお店」ということにこだわっています。

宮脇さんは10年前に初めてフィンランドを訪れた際、フィンランドの虜になりました。それ以来何度も通い詰め、どうせ毎年フィンランドに行くならそれを活かせる仕事をしてしまおうと7年前にネットでショップをスタート。そしてご主人と一緒に3年前にリアルショップをオープンしました。好きが高じて夫婦でフィンランドのお店を日本に作ってしまうなんてすごい行動力です。
内装のこだわりもサルミアッキのチェックすべきポイント。それもそのはず、現地でドアノブをはじめ建物の細部まで写真に記録し、それらを参考にしてご主人の手でリノベーションされたんだそう。

窓から店内に差す自然の光がとても気持ちよく、フィンランドの雑貨も外の景色に溶け込んでいます。

宮脇さんは「大好きなフィンランドを日本に作りたかった。」とおっしゃっていました。その言葉に私は、自分が京都にいることを忘れていた、ということに気付かされました。

フィンランド行ってみたいけど、そう簡単には行けないよ…と落ち込んでいるそこのあなた!ぜひ、京都の「salmiakki(サルミアッキ)」を訪れてください!フィンランドにいる気分を味わうことができますよ。

[お店情報]
salmiakki(サルミアッキ)
住所:京都府京都市左京区一乗寺庵野町4
営業時間:13:00〜18:00(月・木) 13:00〜19:00(金・土・日)
公式サイト:http://www.salmiakki.jp/index.html