シナモンロールといえば、フィンランドが舞台の映画『かもめ食堂(かもめ商会・2006)』を思い出します。
シナモンロールは北欧や北米でよく食べられている甘いペストリーです(フィンランドやスウェーデンではカルダモンという香辛料も使われています)。
さて、このお菓子の始まりはフィンランドかと思いきや、実はスウェーデン。
1920年代にスウェーデンのパン職人が作り始め、1950年代から食卓に並ぶようになったそうです。
スウェーデンでは、10月4日を“シナモンロールの日”としてお祝いしています。
1999年、スウェーデンのホームベーキング委員会が、40周年を祝うためにスウェーデンの家庭の味を象徴するものとして考案したそうです。
そんな“シナモンロールの日”にはパン屋さんやコンビニエンスストアにこのお菓子がたくさん並びます。
ちなみに、北欧でのシナモンロールの呼び名は様々。
スウェーデンでは、「kanellbullen(kanell=シナモン、bulle=ロールパン)」
フィンランドでは、「korapuusti(“パンチされた耳”という意味)」
デンマークでは、「kanelsnegl(snegl=カタツムリ)」
ノルウェーでは、「kanelbolle」または「skillingsbolle」
同じ北欧でも呼び方や意味が違っていて面白いですね!
と、前置きが長くなってしまいました。
このシナモンロール、オーブンレンジさえあれば家庭で簡単に作れることをご存知でしたか?
私も先週末、美人手帳さんの「かもめ食堂のシナモンロールのレシピ」を見ながら作ってみました!
ぜひ、お試しあれ〜♪(写真以外は美人手帳さんのレシピを引用しています)
【材料】
強力粉 ・・・600g
牛乳(30~40℃に温めておく) ・・・380cc
バター(溶かしておく) ・・・60~80g
-A-
生イースト ・・・30g(ドライイーストの場合 ・・・12g)
グラニュー糖 ・・・150g
卵 ・・・1個
カルダモン(粗引き) ・・・小さじ1/2
-B-
バター(溶かし) ・・・40g
グラニュー糖 ・・・60g
シナモン ・・・適宜
-C(仕上げ)-
卵(溶いておく) ・・・1/2個
ワッフルシュガー ・・・適宜
【作り方】
1 大きめのボールにAをすべていれ、ホイッパーでよくすりまぜる。(ドライイーストの場合60ccくらいの温めた牛乳で溶き、2~3分おいてから、他の材料と混ぜる。)
2 ①に牛乳を入れたらよく混ぜ、粉を、2~3回に分けて、手でこねながら入れる。全体がなじんだら、バターを徐々にいれ、よくこね、ませる。
丸くなめらかにまとめ、ふきんをかけ、暖かいところに置き、2倍になるまで、30~40分一次発酵させる。
3 発酵した2を、二つに分け、空気を抜きながらめん棒で、20×35cm位の大きさに伸ばす。
4 Bの溶かしバターを20gをハケで全体にのばし(上下の端は、ぬらない。)グラニュー糖シナモンを、全体にふり、生地の左端からキュッと巻いていく。最後は、指でつまんでとめ、巻き終わりを下にして置く。
5 ナイフなどで、扇がたになるように端から斜めに切る。細いところを、上に向け、両手の小指でおさえ、かたちをつくる。オーブンシートをひいた鉄板にのせ、ふきんをかけて10分おく。オーブンを、200℃に予熱しておく。
6 10分たった生地にハケで卵を塗り、粒状の砂糖をのせ、オーブンにいれ、温度を180℃に下げる。6~7分たったら、鉄板をまわし、前後を入れかえさらに5~6分いい色になるまで焼く。合計13分くらい。
7 残りの半分も同じ作業で焼き上げる。
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以上の手順でとってもおいしく作ることができました!
みなさんも週末挑戦してみてください!