ヒュゲリなコラム

極寒のスウェーデンで、ホームレスの人たちはどうしているの?心温まる取り組みをご紹介

スウェーデンにも、様々な理由でホームレス生活を送っている人がいます。
ただでさえ雨風を凌ぐ家がないのは大変だと思いますが、それが冬のスウェーデンで、しかも夜となると、もっと厳しいですよね。
そんな人たちが夜間に利用できる「ナイトカフェ」を提供する取り組みが、現地ニュースサイトで紹介されていました。

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<画像|aftonbladet.se>

ホームレスの為のナイトカフェ

今回現地ニュースサイトで紹介されていたのは、スウェーデン中部にあるカールスタッド(Karlstad)市の非営利団体ヴィンテルヴァルメ(Vintervärme)が運営しているナイトカフェ。
冬の間、ホームレスの人たちがやってきてコーヒーを飲み、温かく安全に夜間を過ごせる場所を提供しています。
この団体はこのような取り組みを5年間続けているそうです。(ちなみにヴィンテル(vinter)=冬、ヴァルメ(värme)=温もりという意味なので、ぴったりの名前だと思いました。)

団体のマリーエ(Marie)さんが一番大事だと言っているのは、「ホームレスになってしまった状況から抜け出すエネルギーを与える」こと。
だからホームレスの人たちが、人と出会うことがとても大事だと考えているそう。

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<画像|aftonbladet.se>

コーヒーを片手に誰かと話せるちょっとした出会いの場が、ホームレスを抜け出すきっかけになるかもしれない。
一時的な支援だけでなく、その先を考えた心温まる取り組みをご紹介しました。

参考:Karlstad öppnar nattcafé för hemlösa | Aftonbladet