ヒュゲリなコラム

よい子はマネしちゃダメ!スウェーデン映画から見る北欧社会とは?

トーキョーノーザンライツフェスティバル初日

もくじ

トーキョーノーザンライツフェスティバル初日に潜入!

ヒュゲリ編集部のLeoくんに名指しでプレッシャーをかけられたので笑、2/9(土)〜2/15(金)に東京都渋谷区のユーロスペースで開催されている「トーキョーノーザンライツフェスティバル(TNLF)」に早速行ってきました!

Tokyo northern lights festival 5

11時から配布される入場整理券を待ちわびる列

当日分の入場整理券は午前11時より配布ということだったので、10時半過ぎにユーロスペースへ。すると既に結構長い列が出来ていましたが、本日初日の1本目「サウンド・オブ・ノイズ」のチケットをなんとか手に入れることが出来ました。

自信を持ってオススメできる映画その1

サウンド・オブ・ノイズ(スウェーデン)

スウェーデン映画サウンド・オブ・ノイズ

<ストーリー>音楽一家に生まれながらも、生まれつきの音痴で音楽が嫌いなアマデウスは、同僚が職場で流している音楽さえも受け入れられない。警察官である彼は、ある事件現場に残されたメトロノームを発見し、それを手掛かりに捜査を開始するが…。
一方その頃、事件を起こした二人組は、さらなる計画を遂行するために、腕利きのドラマーを集めていた。その計画とは、あらゆるものを楽器に見立て、とんでもない場所で音楽を作り出す、前代未聞の音楽テロだった!
街中に貼り出された4つのテロ予告。果たして、彼らの目的とは…?そして、アマデウスはテロを阻止できるのか!?

引用元: トーキョーノーザンライツフェスティバル 2013 [2013年2月9日(土)~15日(金)@ユーロスペース]

2010年カンヌ国際映画祭ヤング批評家賞最優秀劇映画賞を受賞したこちらの作品。日本でよく見られる「かわいらしい北欧」をイメージさせる風景や映像はほとんどなく、スウェーデンの少しアウトローな生活環境を垣間見ることが出来ます。

日本のメディアで一般的に紹介される「北欧社会」は、光の部分に焦点が当たることが多いですが、この映画では等身大のスウェーデンを感じることが出来ました(映画の内容は「過激」でしたが笑)。

日本でサウンド・オブ・ノイズの様な映画をつくると「子どもがマネするから良くない!」という声が上がりそうな印象です。ただ、北欧では「マネしても大丈夫かどうか」を自分の頭で考えられる力を伸ばしているので、そういった心配は必要ないのかもしれません(デンマークの幼稚園・高校でのフィールドワークや、あなた自身の社会―スウェーデンの中学教科書を読んだ経験からそう感じています)。

エンドクレジットの最後に「危険ですのでマネしないで下さい」という注意書きが出てきて、会場がクスっと笑いに包まれました。

さりげなくチーズを乗せたライ麦パンを食べるシーンがあったのが、なんとも北欧らしかったです。

サウンド・オブ・ノイズ予告編

字幕は日本語でも英語でもありませんが、雰囲気は十分に伝わってきます。

[youtube value=”au7GM4EkLIE”]

TNLF2013はノルウェーの魅力特集!

スウェーデンの「サウンド・オブ・ノイズ」に続いて、ノルウェーの「キング・カーリング」も見てきました。ただ、今回は記事が長くなってしまったので、キング・カーリングに関しては次回の記事でレポートさせて頂きます!

トーキョーノーザンライツフェスティバル2013は数々の北欧映画が見られるまたとないチャンスです。お時間があればぜひ足を運んでみて下さいね。

[Information]
◎トーキョーノーザンライツフェスティバル2013
日時:20123年2月9日(土)〜2月15日(金)
場所:ユーロスペース(東京都渋谷区)
チケット:前売り券 1,300円(1回券) / 当日券 1,500円(1回券)
※他の料金体系もございます。詳しくは公式サイトをご確認ください。
http://www.tnlf.jp/