ヒュゲリなコラム

遠くて深い国・アイスランド 〜ブルーラグーン編〜

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こんにちは。アイスランド紹介記事、第2弾です。今回以降は、主にアイスランド南西部の観光名所について、実際に撮影した写真と共に紹介してまいります。今回はブルーラグーンについてです。

 

もくじ

1.ブルーラグーンとは

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ブルーラグーンは、アイスランドの南西部、レイキャネス半島にあります。隣接する地熱発電所の開発によって偶然出来上がったという、世界最大の露天風呂です。ブルーラグーン施設内の水は、その地熱発電所の排熱によって温められています。

水の含有成分(シリカ泥)が皮膚によいとのことで、当初は主に治療のために利用されていましたが、現在ではアイスランドを代表するリゾート施設です。

 

2.ブルーラグーンへ

レイキャヴィク市内からは車で40分ほど。アイスランド独特の風景の中を一本だけ通る道路を走ります。

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また、位置としてはケプラヴィーク国際空港の方がより近く、空港からブルーラグーンへと運航しているバスもあります。アイスランドへ入国してそのままブルーラグーンへ直行、またはその逆、という人も多いのでしょう。日本の日帰り入浴みたいで面白いですね。

ブルーラグーンに近づくにつれ、バスの中にまで硫黄の臭いが入ってきます。地面から立ちのぼる地熱発電の白い綺麗な煙が見えてきたら、もうすぐ到着です。

 

3.ブルーラグーンの内部

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入口のオフィスで入場料を支払い、ロッカーキーを貰って内部へ入ります。

入場料には、水着・バスローブレンタル付き、レストランでの食事付きなど、いくつかバリエーションがありますが、自分でタオルと水着を持って行って、入場だけの料金だけで入るパターン(Standardプラン、夏季40ユーロ。クレジットカード支払可)で十分楽しめます。

ヨーロッパでは「温泉」というものが早いうちに廃れてしまったので、「露天風呂」と言っても入る人たちの感覚は温水プールです。水着を着て入ることからも明白ですね。ロッカーにはドライヤーも設置されているので、プールへ行く時の持ち物で行くと考えて大丈夫です。

と言うと、日本人の感覚では、露天風呂というよりも「水温の高い温水プール」というほうが正確なのかなと思います。ただ、このブルーラグーンのお湯は塩分を含んでいるので、プールとも言い切れないのです。不思議ですね。

さて、水着に着替え、シャワーで体を軽く洗って、いざブルーラグーンへ!

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天気がいいと、まさに絶景です。ただ、高緯度地域且つ空気が綺麗であることと、水面からの照り返しも手伝って、紫外線が強く、一時間ほどの滞在でも水着焼けしてしまうので気をつけましょう・・・。

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広さは約5,000㎡。一周すると10分強かかります。水深は深いところで140センチほど。水温は場所によって濃淡ありますが、約40℃で、少しぬるめの温泉という感覚です。

そしてブルーラグーンと言えば、お湯の成分にも含まれている白いシリカ泥。お肌に良いということらしく、来た人が後から後から体に塗りたくっていきます。本当は乾いたらシャワーで流すことになっているのですが、みんなお湯の中でこすって落としていました。何せこの時は外気温が10℃ほどで、お湯の外に出るとあっという間に体が冷えてしまったので・・・。

ブルーラグーン内にあるスタンドでは、ロッカーキーをかざすことでアルコール飲料含めた飲み物を購入することができます(料金は、出場時に精算します)。

また、スチームサウナ、ドライサウナ、お湯に浸かりながら受けるスパなど、本体(?)以外にも楽しめる施設がいくつかあります。ロッカーエリアから出た建物内でも、ブルーラグーン土産のスキンケア用品なども販売されています。

 

4.ブルーラグーンの外

内部はもちろんですが、ブルーラグーンは外周部分もまた絶景。

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内部では温められている青白いお湯が、ここでは常温で広がっています。私は時間の関係であまり遠くまで見に行けませんでしたが、随分遠くまでこの湖は広がっているようです。

レイキャビクとブルーラグーンとの間を往復するバスは、前回紹介したヴァイキング社がツアー形式でも運航しています。ツアーという形式なので、バスの運転手さんがアイスランドについて(英語ですが)紹介をしてくれたりもしますので、オススメです。

世界最大の露天風呂、ブルーラグーン。ただの温水プールとしては入場料がお高いですが、それを払っても、一見の価値あり。・・・というのが、私の正直な感想でした。

>>ブルーラグーン公式サイトリンク