こんにちは!みなさん、よい年末年始を過ごすことができたでしょうか?
2016年初の記事です。みなさま、本年もよろしくお願いします!
さて、新年のあいさつの方法も最近は多様化してきました。こんなふうにウェブサイト上から失敬したり、電話はもちろん、メールやスマホアプリ、Skypeなどのビデオ通話を利用して海外の人と新年を祝った、なんて人もいるでしょう。
それでも、年が明けてお正月、ポストに入っている年賀状は毎年楽しみ!なんて人はまだまだ多いのではないでしょうか。(郵便屋さん、新年早々ご苦労様です、そしてありがとうございます!)
スウェーデンでは年賀状の文化はありませんが、クリスマスカードの文化があります。スウェーデン語で「ユールコット(julkort)」というクリスマスカードを送りあう文化は1800年代末から始まったそうです。この伝統はいまだに根強く、前回2014年のクリスマスの時期には2400万枚のクリスマスカードが送られました。最盛期1990年代の枚数6000万枚と比べるとずいぶん減った印象ですが、近年のソーシャルメディアの急激な台頭を考えると、健闘しているといっていいのではないでしょうか。
映像で紹介されているのは、スウェーデン第二の都市ヨーテボリにあるクリスマスカード仕分けターミナル。カードの仕分けのために臨時で集められた300人の仕分け隊ががんばって仕分けしています。クリスマスカードはキラキラしていたり、形もいろいろだったりで、機械だけでは仕分けしきれないのだそうです。
今回のクリスマスでも10人に7人がクリスマスカードを送ることが見込まれていたということで、彼らにとってクリスマスカードで交わすあいさつは何にも代えがたい意味を持っているということかもしれませんね。
ちなみに、2016年元旦の年賀状配達部数はおよそ17億4千万通(一人当たり約14通)でした。こっちも負けてない!!
参考:Fortfarande poppis med julkort|TV4