とってもかわいいスウェーデン映画『なまいきチョルベンと水夫さん(原題:Tjorven, Båtsman och Moses)』が7月、日本で公開されます。
長靴下のピッピや山賊のむすめローニャなど、たくさんのヒロインを世に生み出してきたスウェーデン人童話作家のアストリッド・リンドグレーン。『なまいきチョルベンと水夫さん』もそんな彼女の作品の1つです。
あらすじ
スウェーデンにある避暑地、ウミガラス島に住む女の子、チョルベンと愛犬の水夫さん。ある日チョルベンは漁師さんにアザラシの赤ちゃんをもらうが…。チョルベンと夏になると街からやってくる子供たち、そして大人たちが繰り広げる心温まるひと夏の物語。
この映画、実はスウェーデンで今から50年前に制作、公開されたもの。元々はリンドグレーンが書いたテレビドラマ脚本『わたしたちの島で』を書籍化、その後映画化されたという彼女の作品としては珍しい過程をふんでいます。古き良きスウェーデンののんびりとした風景や暮らし、そして現代にも受け継がれているスウェーデンデザインなども映画を通して垣間見ることができるのではないでしょうか。
また物語は動物と人間の共存のしかたを問うものにもなっています。生前作家業だけでなく、動物愛護などの政治活動にも積極的に参加していたリンドグレーンのメッセージも感じる作品です。
『なまいきチョルベンと水夫さん』は7月19日(土)より新宿武蔵野館で公開、その後全国で順次公開予定。新宿武蔵野館での展示のほか、大手デパートや吉祥寺の北欧ショップとのタイアップも始まっています。新たな(スウェーデン人にとっては昔ながら?)ヒロイン、チョルベンと一緒に夏のスウェーデンはウミガラス島を訪れてみませんか?
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